「クラウドワークスで発注する方法は?」
「クラウドワークスで初めて発注したいけど、初心者だから不安……」
「クラウドワークスで発注できる職種は?」
などといったお悩みを抱えていませんか?
発注者は「クライアント」とも呼ばれます。
初めてクラウドワークスで発注をする際は、使い方が分からず不安も多いことでしょう。
当記事では
- クラウドワークスでの発注の仕方とは?
- クラウドワークスで発注できる職種とは?
- クラウドワークスで発注する際の手数料や支払い方法とは?
といった内容を徹底解説していきます。
クラウドワークスで仕事を発注していこうとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただければ、クラウドワークスで発注をする際の疑問点の答えがきっと見つかるはずです。
クラウドワークスで発注するには?全体の流れを解説!
発注者としてクラウドワークスの利用方法を熟知するなら良い発注者として、良い人材に出会う可能性が高くなります。
クラウドワークスで発注する際の全体的な流れや押さえておきたいポイントを、具体的にみていきましょう。
当項目では、発注者が仕事を発注する際に抑えたい下記の3つのポイントについて、紹介します。
- クラウドワークスで発注をする際の基本的な流れ
- 仕事の依頼形式
- 仕事の依頼から完了までの具体的な流れ
クラウドワークスで発注をする際の基本的な流れ
クラウドワークスで仕事をする際は、大きく分けて6つのステップが必要です。
クラウドワークスで発注を行う際の基本的な流れを、下記にまとめました。
1. 仕事を依頼
まずはクラウドワークスで仕事を依頼する段階です。
依頼形式には「プロジェクト」「コンペ」「タスク」の3つがあります(形式へジャンプ)。
5分ほどで仕事の依頼(公開)は完了します。
詳しい依頼方法は下記に載っているので、併せてチェックしてみてください。
2. 応募(提案)に対応
依頼した案件に対し、受注したいワーカーから応募メッセージが届くので返信します。
応募してきた文章の内容を、よく読みましょう。
ワーカーの中から「仕事を任せたい」と思う相手に対し、条件の調整などを行います。
LINEやSkypeなど、他のサービスを利用することは禁止されています。
やり取りは必ず、クラウドワークス上でやりとりしましょう。
クラウドワークス外のサービスを利用する際は「サービス外連絡申請」の手続きをする必要があります。
3. 契約(採用)する
ワーカーと条件の調整や、仕事内容の確認を行い、双方で同意が得られたならワーカーと契約段階に進みましょう。
こういう処理って、結構手間がかかりそうなイメージです。
複雑な処理が苦手な人でも出来ますか?
心配いりませせん。
画面の指示に沿って進むだけなので、
簡単に出来ちゃいますよ。
4. 仮払いをする
システム上で契約した後は、仮払いをすぐに済ませておきましょう。
クラウドワークスはワーカーとのトラブルを避けるために、仮払の制度を設けています。
仮払い制度があるメリットは、下記の通りです。
仮払いをすることで、双方が安心してクラウドワークスを利用できます。
仮払いをしないうちに、ワーカーが作業を開始することのないように注意してください。
5. 納品チェック
ワーカーが作業が開始したら、納期まで待ちましょう。
ワーカーが仕事をしているうちに、やっておくと良いことを下記にまとめました。
クラウドワークス上でも他の方法でも(サービス外連絡申請をした場合)、ワーカーとこまめに連絡を取ることが大切です。
良いコミュニケーションを心がけることで、納品をされた後で大幅な修正が必要になる事態を避けられるでしょう。
納品されたら内容を確認して、必要なら修正を依頼し問題がないようなら「検収完了」ボタンをクリックします。
6. 支払い確定
「検収完了」をした時点で、メンバーへ報酬が支払われることに。
ワーカーへの評価は、後にワーカーが他のクライアントと仕事をする上で役に立つ情報です。
最後にワーカーへの評価をおこなって、一連の作業は完了します!
仕事の依頼形式は3つ
仕事の依頼形式には「プロジェクト形式」「コンペ形式」「タスク形式」の3つです。
3つの形式について、下記にまとめました。
【受注者と相談して進める:プロジェクト形式】
- ワーカーを選び、1対1でお互いに相談しながら進めていく形式
- ワーカーの実績や評価を見て、自分に合った人材を採用することが出来る
- プロジェクト形式に適した仕事:ホームページ制作、システム開発、サイトの保守、業務など
【多数の提案から比較できる:コンペ形式】
- 集まった多数の提案の中から、気に入った案を採用できる形式
- コンペ形式に適した仕事:ロゴ制作、キャッチコピー、バナー作成など
【単純作業を一度に依頼できる:タスク形式】
- 複数のワーカー(受注者)に対して、簡単な作業を一括で依頼できる形式
- 単価20円の仕事なら、100件依頼しても2,000円の依頼金額しかかからない
- タスク形式に適した仕事:アンケート、データ⼊力、カンタンな記事作成など
発注者が発注する仕事のジャンルによって、適している方法を選びましょう。
依頼から案件完了までの流れ【形式別】
発注の基本の流れについては冒頭でお伝えした通りですが、依頼形式ごと微妙に違うので注意が必要です。
当項目では、上記の形式ごとに発注の流れを具体的に説明します。
プロジェクト形式
プロジェクト形式の発注の流れは、下記にまとめました。
【1. 仕事を依頼】
- 入力フォームに沿って、依頼内容を完成させる
【2. 条件交渉・契約】
- 応募者の中で採用したいと思う相手を対象に、必要があれば契約条件の調整を行う
- 条件交渉を済ませたら契約
- 契約と同時に仮払いも行う
【3. 納品・支払い確定】
- 納品が確認できたら、支払い確定
- 評価をする
プロジェクト形式での発注は、冒頭で説明した流れの通りです。
コンペ形式
コンペ形式で発注する場合の流れを、下記にまとめました。
【1. 仕事依頼】
- コンペ専用のフォームへ入力し、募集内容を公開させる
【2. 選定・採用】
- ワーカーが応募してくれるのを待つ
- 集まった提案の中から「これだ」というものを選んで採用する
【3. 納品・支払確定】
- 採用案が決まったら、希望の形式でデータを受け取る
- 問題なければ支払い確定
- ワーカーの評価をする
コンペ形式の場合、契約の前にワーカーとやり取りをする必要はありません。
タスク形式
タスク形式で仕事を発注する場合の流れを、下記にまとめました。
【1. 仕事依頼】
- フォームに従って入力し、仕事を依頼する
【2. 作業承認】
- ワーカーが作業を完了したら、作業の承認する
- 承認期間は、募集期間終了後の2週間
【3. データ確認・支払確定】
- 承認をした時点で、支払いが確定する
- 承認後、作業データは一括で確認できる
タスク形式の場合、他の発注方法の流れと少し異なることを覚えておきましょう。
クラウドワークスで発注者が気をつけたい注意点
多くの発注者は、下記のことを望んでいます。
顔が見えないクラウドワークス上での仕事のやり取りだからこそ、気持ちよく仕事をしたいですよね。
当項目ではクラウドワークスでスムーズに仕事を行うためにできる、下記の具体的な方法を紹介します。
業務をハッキリさせる
仕事を依頼する時には、ワーカーがイメージしやすいように業務内容をハッキリさせましょう。
依頼文に書き込める具体的な内容の一部は、下記の通りです。
仕事内容はもちろんのこと、連絡を取り合う方法、納品方法、作業を進める人数などワーカーがイメージしやすいように具体的に書きましょう。
依頼文を具体的に書くことで、仕事に適した人材が集まりやすくなりますし、後のトラブルを防げます。
良いワーカーを見極めるポイントを知る
発注者として良いワーカーを見極めるポイントを知っていると、スムーズに仕事を進めやすくなります。
良いワーカーを見極めるポイントは、下記の通りです。
ワーカーが送ってきた応募文の内容は、依頼文の内容をきちんと読み発注者の意図を読み取ったものであるかを考慮しましょう。
クラウドワーカーの評価を見て、他の発注者からの評価やコメントを確認することも大切です。
必要であればサービス外連絡申請を行い、Skypeやzoomで面接もできるでしょう。
中には、試験的に採用し高評価だった場合に、面接を行なっている発注者もいるのです。
発注者がクラウドワークスで発注できる仕事内容とは?
クラウドワークスには専門的なスキルを持ったハイレベルなワーカーから、空いた時間で簡単な作業をしたいワーカーまで、幅広い人材が受注者として登録しています。
発注者が依頼できる仕事も多種多様です。
当項目では、発注できる仕事について下記のことを紹介します。
仕事内容一覧を紹介!
発注できる仕事内容は、以下の通りです。
システム開発、ホームページ制作、動画制作などのスキルが求められる仕事から、アンケート、データ入力などスキルがなくても始められる仕事があります。
実際に発注者がどんな仕事を依頼しているのか見たい場合は、公式ページでチェックしましょう。
希望に合うワーカーを探す方法については、下記の記事で紹介しています。
動画制作の発注数が増えている
今クラウドワークスで、一番ホットなジャンルは動画制作です。
多くの発注者が、クラウドワークスを利用して動画制作を発注しています。
下記の画像で、2020年からの推移に注目してください。
参照:株式会社クラウドワークス
上記のデータの通り、クラウドワークスでは動画編集案件が急速に伸びています。
発注される「動画制作」の中でも伸びているコンテンツは、下記のとおりです。
参照:株式会社クラウドワークス
企業が広告動画にかなり関心を持っていることが分かります。
発注者がクラウドワークスを利用する際の手数料や支払いは?
クラウドワークスで発注するにあたって、気になるのが費用面ですよね。
当項目では、費用面に関して下記のことを具体的に紹介します。
手数料はかからない
クラウドワークスでは、システム利用料を受注者からもらっています。
そのため、発注者が支払うのは基本的にワーカーとの契約金額のみです。
しかし例外パターンもあり、下記にまとめました。
例外を除き発注者に手数料がかからないことは、大きなメリットだといえるでしょう。
報酬を支払うタイミング
契約後に仮払いをします。
仮払いの時点ではメンバーに報酬は支払われず、クラウドワークスが預かるシステムです。
その後、固定報酬制の場合は検収が完了した時点、時間単価制(時給制)の場合は報酬額が確定した時点で支払いが行われます。
おおまかにいうと、「仮払い→仕事完了→支払い確定」という流れです。
クラウドワークスでの決済方法
クラウドワークスでの決済方法は、以下の通りです。
発注者にとって、都合の良い方法を選べます。
支払いの時の注意事項は、下記の通りです。
それぞれのメリットや、デメリットを考慮して決定しましょう。
支払い方法の詳細については、下記を参考にされてください。
条件変更後の支払いについて
契約金額の増額や減額が必要なときは、下記どちらかの手順を踏んでください。
契約途中の場合
契約詳細画面の真ん中左側にある「条件変更リクエスト」から、契約金額を変更できます。
ワーカー(受注者)に「条件変更リクエスト」を送り、ワーカーが同意した時点で契約条件変更が完了。
返金の状況を確認したいときは、ページ上部にあるメニューバーの「支払い」から見られます。
契約終了後に追加支払いする場合
契約詳細画面に表示される「追加支払い」から、追加分の支払いができます。
「追加支払い」については、支払いを行った時点でワーカーへの報酬が確定するのでご注意ください。
上記のように、状況によって変更の方法が異なります。
詳細は、下記をご覧ください。
発注者必見!クラウドワークス発注時のよくある質問を紹介!
クラウドワークスで発注する際によくある質問をまとめました。
当項目では、クラウドワークスの発注者にありがちな質問の答えを具体的に紹介します。
個人名義で仕事を発注できる?
まずは「個人名義で仕事を発注できる?」と言う質問から見ていきましょう。
結論から言うと、個人でも仕事を発注することは可能です。
マイページの「基本情報編集」個人契約、法人を選択できるようになっているので、条件に合っているものを選択しましょう。
発注者側から受注者側に変更できる?
次は「発注者側から受注者側に変更できる?」と言う質問です。
発注者側から受注者側に変更することは可能。
変更する際は、以下のやり方で会員情報を設定してください。
【変更時の設定手順】
1. 画面右上の名前をクリックし「プロフィール編集」画面を開く。
2. 「主な利用方法を選択」をクリックし「お仕事を受注する」または「お仕事を発注する」を選択する。
発注者登録したときと同様に情報を入力する。
発注と受注どちらで会員登録をしても双方の機能を利用できるので、クラウドワークスを再登録する必要はありません。
源泉徴収はクラウドワークスがするの?
「源泉徴収はクラウドワークスがするの?」という質問についても見ていきましょう。
源泉徴収が必要な契約に関しては、発注者が源泉徴収を行う義務があります。
クラウドワークスでは、発注者と受注者の二者間で契約することになっています。
そのため、当事者ではないクラウドワークスからは源泉徴収を行っていません。
コンペ形式とタスク形式で仕事を発注する場合は源泉徴収の設定ができないことを、覚えておく必要があります。
源泉徴収に関する詳細は、下記を参考にされてください。
確定申告時の勘定科目は?
個人事業主が確定申告を行う場合、クラウドワークスで発注した分の勘定科目は「外注工賃」です。
外注工賃として認められる条件には、下記のことが挙げられます。
アプリでも受注者とやり取りできる?
アプリでは、受注者とのやり取りは現在できません。
と思われるのではないでしょうか?
クラウドワークスに関するアプリの詳細は、下記の通りです。
クラウドワークスのアプリに関する詳細は、下記を参考にしてください。
クラウドワークス発注後の評価方法とタイミングを解説!
発注者と受注者双方が任意で行える、クラウドワークスの評価システムがあります。
クラウドワークスの評価システムの詳細は、下記の通りです。
最高が5、最低が1の星で評価し、コメントをつけます。
実際の画像は、下記の通りです。
仕事が終了した段階で、丁寧に評価しましょう。
仕事の形式ごとに、評価方法と評価のタイミングをまとめました。
- プロジェクト形式(固定報酬制):納品物の検収後、契約詳細画面の「評価をする」ボタンから行う
- プロジェクト形式(時間単価制):月ごとの評価と契約終了後に行う契約全体の評価を、契約詳細画面の「評価をする」ボタンから行う
- コンペ形式:データを確認したあと、採用した提案画面の「評価をする」ボタンから行う
評価の入力可能期間は、入力できるようになってから1ヶ月間ですが、評価後2週間以内であれば評価内容の更新や修正もできます。
なお、タスク形式には評価制度がありません。
クラウドワークスで発注できない!システムエラーの原因や対処法を解説
クラウドワークスでいざ発注しようとすると、ときどきシステムエラーが出る可能性も否定できません。
特に急いでいる時にエラーが出ると焦りますよね。
当項目ではクラウドワークスで発注するときに起こりがちな下記の2つの問題について、原因と対策をまとめました。
仕事の発注ができない
「新しい仕事を依頼」を押したら「このページにアクセスする権限がありません」という表示が出て依頼ができないことがあります。
上記のような現象が起こる要因として、考えられることは下記の通りです。
クラウドワークスには「利用規約」と「仕事依頼ガイドライン」があり、ルールに触れると公開できなくなるケースも珍しくありません。
規約やガイドラインに触れていないとクラウドワークスが確認した場合は、2時間~最大2営業日以内に依頼内容が公開されます。
会員登録ができない
会員登録するときに下記のようなエラーが表示された場合、reCAPTCHAの入力が正しくない可能性も。
「そもそも、reCAPTCHAって何?」と焦りますよね。
reCAPTCHAとは下記の通りです。
【reCAPTCHA(リキャプチャ)とは…】
- Web入力フォームなどに登録するとき、悪質なアクセスからWebサイトを守るための機能
- 「私はロボットではありません」と表示されるのは、reCAPTCHAの仕組みの一部
上記のエラーが表示された場合、画像下部にある「私はロボットではありません」というチェックボックスにチェックを入れて認証を完了してください。
まとめ
クラウドワークスの発注者がチェックしたいポイントを、再度まとめました。
- クラウドワークスでの発注の仕方としては、以下の手順を踏む
└「仕事を依頼」「応募に対応」「契約」「仮払い」「納品チェック」「支払い確定」 - クラウドワークスで発注できる仕事内容は、簡単な単純作業から専門的な分野(プログラミング・ライティング・デザイン系など)までさまざま
- クラウドワークスでの発注に手数料は必要ない
クラウドワークスでの発注の仕方は、大変そうなイメージを持つこともありますが、実際は思っているより簡単です。
ワーカーと良いコミュニケーションを心がけ、仕事を受注するなら仕事の幅が一気に広がる可能性もあるでしょう。
関連記事も参考にされてください。
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