「報酬交渉はどのようにすればよいか分からない」
この記事を読まれている方はこのように思われているのではないでしょうか?
そこで今回はクラウドワークスの予算について、徹底的に解説しますのでぜひ参考にしてください。
受注者の方はこのまま読み進めていただければ大丈夫です。
クライアント向けにもまとめていますので、クライアントの方は「目次.6」にジャンプしてください。
クラウドワークスの応募要項にある予算とは
クラウドワークスの応募要項には固定報酬制の場合「予算」が設定されています。
明確に予算の取り扱いの規定はないので、クライアントによって予算の意味合いは様々です。
案件によって「〜5千円」や「5千円〜1万円」という表記になっていますが、これらの予算とはどのような意味なのかを詳しく解説します。
案件にクライアントが用意してる予算
1つの案件を複数人に依頼したい場合、案件1に対しての予算を書いている場合があります。
例えば予算が「5千円〜1万円」で、募集人数が5人の場合は1人あたり最大で2,000円で予算を組んでいるという事です。
なにかプロジェクトを進める時には、それぞれの必要コストを計算して予算を決めます。
その必要コストの中の一部に「作業者への報酬」があるので、その予算を示すというのがこのようなパターンです。
1人の受注者に用意している予算
先ほどは複数人に対する予算でしたが、似てるパターンで次は1人の受注者に対しての報酬金額の予算を示す場合です。
同じように予算が「5千円〜1万円」でライティングをする案件を例にします。
記事単価が1千円の場合は、5記事〜10記事を納品する前提での予算という事です。
この2つは応募要項の詳細を確認すれば、どの意味合いでの予算を示しているのかが分かります。
相場が分からず予算に余裕を持たせている
クライアントが相場を分からない場合は、予算に余裕を持たせて発注してる事があります。
応募要項の詳細に記載されている報酬よりも、予算が多い場合は余裕を持たせている可能性が高いです。
クライアントが「今時点で考えている報酬はあるけど、質やボリュームによっては変えても良い」と考えている状態と言えます。
後ほど報酬交渉のコツについてもご紹介するので、ぜひ合わせてチェックしてください。
注目を集める為の表示
中には注目を集める為に予算を多く組んでいるように見せて、募集をしているクライアントもいます。
受注者が案件を検索した時に他の案件よりも目立つようにするテクニックのようなものです。
受注者が報酬が低いという印象を受けると、応募を見送る可能性が高くなります。
応募を見送る事を無くす為に、マイナスな印象を与えたくないという考え方です。
入力方法をクライアントがわからなかった
クラウドワークスで仕事を発注する事に慣れていないクライアントの場合は入力ミスの可能性もあります。
可能性としては非常に低いですが、入力時の初期城状態では「5万円〜10万円」の設定です。
そのまま発注すると応募要項に記載されている報酬と予算がマッチしないので受注者は混乱してしまいます。
このようにあまりに応募要項と予算がかけ離れている場合は、意味のない表示という事です。
クラウドワークスでの発注時は入力フォーマットがある
クライアントが発注する時には、予算を決定する欄があり以下の金額選択できます。
5千円〜1万円
1万円〜5万円
5万円〜10万円
10万円〜30万円
30万円〜50万円
50万円〜100万円
100万円〜500万円
500万円以上
また、細かい金額指定もできるので、予算が確定的な場合はクライアントが設定することもか可能です。
一番安い予算でも「〜5千円」という表記になります。
その為数百円の報酬案件の予算を見た時に混乱しがちですが、発注フォーマットの関係でそのようになる事も覚えておきましょう。
報酬などは応募要項の詳細を確認する
予算が書かれていても、報酬の詳細は応募要項を確認しましょう。
先ほどご紹介したようにクライアントによって予算の意味合いは様々です。
その為報酬について確認するには、予算よりも応募要項に記載されている内容を確認すれば間違いありません。
また、クライアントが予算をどのような意味合いで設定しているかは応募要項には記載されないので、知っておく必要がある場合はクライアントに確認しましょう。
報酬金額の相談は「相談してから金額を提案」を利用する
報酬の相談がしたい場合は、応募画面の「相談してから金額を提案」にチェックを入れれば相談が可能です。
以下のような時は事の機能を利用しましょう。
・自分が作成する成果物なら報酬アップの交渉ができる
・予算幅があるなら報酬をあげてほしい
・相場よりもかなり安い報酬で発注している
クラウドワークスでの報酬交渉のコツ
クライアントに報酬交渉をする時のコツをご紹介します。
発注の段階で報酬を確定的にしているクライアントは、交渉しても報酬は上がらないので注意しましょう。
クライアントとの報酬交渉のコツは大きく分けて2つあります。
交渉できる材料を用意する
例えばロゴデザインを募集する案件の場合「1つの案の場合は2000円で3つの案を提出する場合は5000円」という風に、クライアントにとってメリットとなる事を用意すると交渉がしやすくなります。
ライティングの場合であれば今まで執筆した記事の提示やオリジナル画像を用意して交渉が可能です。
これらを行う為にはまずは実績が必要があるので、実績を積んで交渉ができる材料を揃えましょう。
クライアントと信頼関係を築く
何度か契約したクライアントに対して交渉をした場合は、今までの実績をアピールして交渉することができます。
また、初めてのクライアントであっても最初のメッセージが重要です。
メッセージで誠意を感じられる文面であれば、受け取った方も丁寧に取り扱ってくれます。
挨拶や言葉遣い、誤字脱字などに注意してメッセージを送るように心がけましょう。
これらを意識して報酬の交渉を進めると、スムーズに交渉が成立する可能性が高いです。
「予算はメンバーと相談する」と書かれている場合
通常予算が記載されている箇所に「予算はメンバーと相談する」と書かれている場合があります。
これは報酬のクライアントが報酬を決めるのではなく、契約時に金額を相談して決めるという発注方法です。
クライアントが相場目安を分からない場合や質の良いクライアントを精査したいという場合に使用します。
こちらから見積りを出すような形になるので初めは難しいですが、慣れればスムーズに契約ができます。

【クライアント向け】クラウドワークスの契約がキャンセルになった時予算はどうなる?
クラウドワークスで契約が進んでから、受注者から契約のキャンセルリクエストがきた場合の予算はクライアントに返却されます。
また、受注者と連絡が取れなくなった場合はクライアントから契約のキャンセルリクエストを送る事も可能です。
その場合リクエスト送信から1週間以内に同意がない場合は、自動的に契約はキャンセルされます。
そのあとに予算は返金処理されますが、振込時には振込手数料が発生するので覚えておきましょう。
まとめ
今回はクラウドワークスの予算とはどういう意味合いなのかを解説しました。
内容をまとめると
・クライアントが示す予算には様々な考え方がある
・具体的な報酬については応募要項を確認する
・報酬の相談を事前にする事も可能
・「予算はメンバーと相談する」と書かれている場合はこちらから金額を提示する
・【クライアント向け】契約キャンセル時には予算は返却される
以上の事を踏まえてクラウドワークスでの活動を上手に行なっていきましょう!
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