「クラウドワークスにある文字起こしって何?」
「クラウドワークスの文字起こし案件ではいくら稼げるの?」
「文字起こし案件でクラウドワークスを使うメリット・デメリットは?」
この記事を読まれているあなたは上記のような悩みを抱えているのではないでしょうか。
そこで今回は、クラウドワークスの文字起こし案件とは何かや相場、評判などを徹底解説いたしましたのでぜひ参考にしてみてください。
クラウドワークスにある文字起こし案件とは?
クラウドソーシングサイトを見ると「文字起こし・テープ起こし」という案件を見かけます。
実際にどのような仕事をするのかあまりわからないという人もいるのではないでしょうか。
そこで文字起こし案件について解説をするので参考にしてください。
主な仕事内容
文字起こし案件とは、動画データや音声データを文章に書き起こすことです。
文字起こし案件を一括りにしても以下の3種類の仕事内容があります。
- 素起こし:音声をそのままテキストに起こす
- ケバ取り:意味のない言葉を取り除いたもの(「あー」や「えー」など)
- 整文:書き言葉として文章を整える
素起こしは聞いたまま文字にするだけですが、ケバ取りや整文は一度文字にした後に修正しなければなりません。
文字起こし案件と聞くと素起こしをイメージする人が多いと思いますが、ケバ取りや整文は作業が多くなります。
仕事詳細に記載されているはずなので確認するようにしましょう。
必要なスキル
文字起こし案件を受注するのに特別なスキルは不要です。
しかし、以下のスキルを持っている人でなければ時間がかかってしまいます。
- ブラインドタッチ
- 正確なタイピング
- 用語の検索能力
テープ起こしは音声を聴きながら文字入力をするため、タイピングの速度がとても重要です。
ただ速いだけでなく誤字脱字が少ない正確なタイピング能力も求められます。
また、文字起こしをしているとたまにわからない用語が出てくることがあります。
言葉の意味を理解していないと文章が不自然になってしまったり、言葉自体を間違えてしまうこともあります。
文字起こし案件は、速くて正確なタイピング能力に加えて用語を調べる検索能力がある人におすすめです。
向いている人
文字起こしは、パソコンとインターネット環境があれば受注できるのでとても人気があります。
しかし、実際に受注してみると想像以上に大変と感じる人がたくさんいます。
文字起こし案件に向いている人は以下の特徴に当てはまる人です。
- 長時間集中力を保てる人
- 単純作業をするのが苦手でない人
- 速やかに納品ができる人
- 誤字脱字を確認できる人
文字起こし案件は、長い動画データや音声データを聞きながらタイピングをします。
集中力が保てず、単純作業が苦手な人は文字起こし案件が苦痛になるでしょう。
また、クライアントは文字起こしされたデータが必要な日から計算して納期を決めています。
確実に納期を守りつつ正確に文字起こしをすることも非常に大切です。
向いている人の特徴に当てはまる人は、是非挑戦してみてください。
初心者でも受注可能
文字起こしの案件は初心者でも受注することができます。
特に難しいスキルも必要ないので誰でもできるというのが文字起こし案件の魅力です。
しかし、誰でもできるからこそ文字起こし案件は人気で応募数が多くなります。
募集人数が3人の案件に200人を超える人が応募している案件もありました。
今まで受注実績のない人は、受注するのが難しいでしょう。
1件応募して受注できるか待つのではなく、できるだけ応募して契約の取れた案件を一生懸命行うのがおすすめです。
【画像付き】クラウドワークスの文字起こし案件の手順を解説
クラウドワークスで仕事を受注したことのない人は、文字起こし案件の手順がわからないでしょう。
先に手順を知っておくことで安心して仕事を受注できます。
クラウドワークスで文字起こし案件を受注してから納品までの流れを解説しますので、参考にしてください。
文字起こし案件の検索〜受注まで
最初は、文字起こしの案件を探すところから始まります。
1.クラウドワークスの上部にある「仕事を探す」をクリック
2.ページ左部にある「カンタン作業」→「データ作成・入力」をクリック
3.ページ左部にある「テープ起こし・文字起こし」をクリックすると文字起こし案件が表示される
4.気になる案件の詳細を確認して「応募画面へ」をクリック
5.金額や自己PRを入力して「応募する」をクリック
仕事の詳細に金額についてや応募の際に記入して欲しいことなどが記載されています。
しっかりと確認してクライアントの指示にしたがって入力をしましょう。
これで応募まで完了です。
応募のある中からクライアントが契約をする人を決めます。
今まで文字起こしをしたことがある人は、どれくらい経験があるのか記載をしましょう。
文字起こし案件を受注したことがない人は、タイピング速度や正確性を証明すると受注しやすくなります。
ベネッセコーポレーションが実施しているP検の無料タイピングがおすすめです。
入力速度や誤タイプ率なども表示されるので能力を証明することができます。
受注〜仕事開始
数ある応募の中からあなたが選ばれた場合、クライアントからメッセージが届きます。
多くの場合、納期方法や音声データの受け渡しについて連絡についてです。
メッセージでお互いに疑問点などを解消した後に契約成立となります。
無事、契約が成立するとクラウドワークスから通知がきます。
通常のクライアントであれば契約成立後、すぐに仮払いが行われます。
仮払いを確認してから仕事をするようにしてください。
仮払いがされる前に仕事を依頼する行為・開始する行為は規約違反となります。
最悪の場合、ワーカーも処罰されることがあるので要注意です。
第19条 禁止事項
(29) プロジェクト形式において、仮払いが完了される前に業務を依頼する行為、又は業務を開始する行為。(但し、後払いを認めたクライアントの場合は、業務委託契約を締結する前に業務を依頼する行為又は業務を開始する行為。)
仮払いを受けた時点で音声データが送られてくることでしょう。
その音声データを指定されたファイル形式で納品するのが今回のお仕事です。
文字起こし作業の手順
もらった音声データを聞きながら文字に起こしていきます。
文字起こしをする時には
- 全体を文字起こしする(わからない部分は記号にしておく)
- 聞き取れなかった箇所を何度も聞き直す
- 全体を聞き直して確認する
- 仕様書にある通りに体裁を直す
- 最終確認
この流れがおすすめです。
最初から完璧な文章にしようとするのではなく、全体をザッと聞きながら文字に起こしていくことで時間を節約できます。
聞き取れなかった箇所には『・』や『¥』などの記号を入力しておきましょう。
全体の文字起こしが完了したら、記号を入力した箇所を聞き直して文字に起こします。
何回聞いてもわからない場合、速度や音量を変えてみましょう。
それでもわからない場合は、前後の言葉から繋がる言葉を記載します。
聞き取れなかった箇所の記号を全て消すことができたら音声を聞きながら全体の確認をしましょう。
こうすることで誤字脱字や文章が変な箇所に気づくことができます。
全体の確認ができたら細かい修正です。
クライアントの仕様書を基にケバ取りやフォント、Wordの余白などを要望通りに修正して最終確認を行えば完了です。
慣れてくれば自分に合ったやり方を見つけられます。
最初のうちは、この流れで行うことで正確に速く完成できるのでおすすめです。
納品〜検収
納品はクラウドワークス上で行います。
1.クラウドワークス上部にある『契約一覧』をクリック
2.該当する案件の『契約詳細』をクリック
3.『納品する』のボタンをクリック
4.メッセージとファイルを添付して『納品完了報告をする』をクリック
以上で納品が完了です。
メッセージを送る際には、聞き取りにくかった箇所について動画の時間を明記しておきましょう。
納品後もクライアントが仕事しやすいように配慮することでクライアントから良い評価をもらえます。
クライアントが納品されたファイルを検収し、内容が十分であれば報酬の支払いが完了です。
少し複雑に感じるかもしれませんが、実際にやると簡単なのですぐに覚えることができますよ。
クラウドワークスの文字起こし案件の相場はいくら?
クラウドワークスで文字起こし案件を探している人が一番気になるのが報酬の相場でしょう。
音声データの長さや言語などによって報酬が変化します。
そこでクラウドワークスにある文字起こしの相場について解説しますので参考にしてください。
日本語の場合
クラウドワークスにある日本語の文字起こし案件の相場は300円〜3,000円です。
音声データの長さによって異なりますが、YouTube動画の文字起こしで5分の動画で300円というものがありました。
こちらは、データの時間が短いので納得です。
しかし、中には1時間を超える音声データで300円という報酬で募集しているクライアントもいました。
1時間を超える案件の場合は、2,000円以上を目安にするのがおすすめです。
英語などの外国語の場合
英語などの外国語の文字起こしの場合は、300円〜7,000円と幅広い単価で募集されています。
英語の難易度や音声データの長さによって単価が変化します。
特に高くなりやすい案件としては、外国語での対談動画です。
対談動画は時間も長く、なまりの強い言葉で聞き取りにくいこともあります。
外国語のみの案件数があまり多くないですが、日本語のみの文字起こし案件よりも稼ぐことができます。
日本語以外にも得意な語学がある場合は、応募してみましょう。
文字起こしでクラウドワークスを使うメリット・デメリット
文字起こしの案件を受注する際には、クラウドワークスを利用する人が多いでしょう。
しかし、クラウドワークスを利用するメリットとデメリットはわからないですよね。
そこで今回はクラウドワークスを利用するメリット・デメリットを解説します。
文字起こし案件でクラウドワークスを使うメリット
文字起こし案件でクラウドワークスを利用することで以下のようなメリットがあります。
- 案件探しが簡単にできる
- 初心者でも受注がしやすい
- トラブルになりにくい
クラウドワークスは、クラウドソーシングサイトの中でも案件数が多いのが特徴です。
そのため、初心者や未経験者でも簡単に文字起こしの案件を探すことができます。
また、クラウドワークスのルールとして仮払いを確認してから仕事を始めるルールがあるので安心です。
直接契約などでは、納品後に連絡が取れなくなるなどのトラブルに遭うこともあるでしょう。
これから文字起こしを始めようと考えている人は、クラウドワークスを使って案件を取るのがおすすめです。
文字起こし案件でクラウドワークスを使うデメリット
文字起こし案件をクラウドワークスを経由して受注するデメリットもあります。
最大なデメリットは、手数料が引かれる点です。
クラウドワークスを利用すると、システム手数料や振込手数料などが報酬から引かれてしまいます。
せっかく稼いだのに関わらず手数料を引かれるのが勿体無いと感じる人もいるでしょう。
この手数料は引かれてしまうデメリットがありますが、案件の探しやすさとトラブルを回避できる点をからクラウドワークスを利用することはとてもおすすめです。
慣れてきたらSNSなどで直接営業をかけて受注することできますが、慣れないうちはクラウドワークスを利用して案件を探しましょう。
↓クラウドワークスの手数料についてはこちらで解説しています。
【クライアント向け】文字起こし案件を発注する方法
対談などの動画を文字起こししたい人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのが、クラウドワークスで文字起こし案件を掲載することです。
クラウドワークスで文字起こし案件を発注する方法について解説します。
事前準備が必要
文字起こし案件を発注する際には、事前準備が必要です。
事前準備として以下のことを決めましょう。
- 文字起こしの種類(素起こし、ケバ取り、整文)
- 表記のルール(英数字の表記、口調、表記揺れ など)
- 音声データの渡し方(動画ファイル、オンラインストレージサービスの利用 など)
- 納品ファイル(Word、Googleドキュメント など)
- 納期
- 予算
- ルールを記載した発注書(マニュアル)の作成
求めている品質で納品してもらうには、これだけの準備が必要です。
ワーカーと認識の違いが生じると求めていたものとは違う成果物が納品されてしまう可能性があります。
初めて読んだ人がルールを理解できて対応できるようにルール決めとマニュアル作成を行いましょう。
【画像付き】文字起こし案件を掲載する方法を解説
事前準備が完了したら実際にクラウドワークスに案件を掲載します。
1.クラウドワークス上部にある「新しい仕事を依頼」をクリックする
2.全てのカテゴリ内にある「カンタン作業」→「データ作成・入力」→「テープ起こし・文字起こし」を選択
テープ起こし・文字起こしはプロジェクト形式での募集のみです。
3.依頼タイトルと依頼詳細の記載する
タイトルだけでどのような作業なのか想像ができるようにしましょう。
(例)【1件3,000円】60分の対談動画の文字起こし
このようなタイトルが付いていると報酬額と動画の内容、動画時間が明確です。
また、依頼詳細には事前準備で決めたルール、納期、報酬、応募方法を明記しておきましょう。
初心者でも良い場合は、「初心者・未経験者歓迎」の文字を入れると応募数が増えます。
4.予算と支払い方法を決める
文字起こしの場合は、成果物に対して報酬を支払う固定報酬制にしましょう。
時間単価制は、働いた時間に応じて報酬を支払う方式なので文字起こしには向きません。
↓時間報酬制についてはこちらの記事で解説しています。
5.期限を設定する
期限を設定する時は、完成品が必要な日から逆算して必要になる日の3日前には納品してもらうようにしましょう。
6.必要に応じてオプションを設定する
オプションで追加費用を払えば案件を目立つようにしてくれます。
予算がある場合やどうしても急ぎの場合などに利用すると便利です。
7.全ての入力が終了したら『確認画面に進む』をクリック
8.最終確認をして『この内容で登録する』をクリック
以上で文字起こし案件をクラウドワークス上に掲載できます。
文字起こし案件は、クラウドワークス内でとても人気のある案件です。
単価が安すぎるなどの問題がなければ応募がすぐに集まると思います。
その中から信頼できる人へ発注をしましょう。
【補足】文字起こし案件を受注できるクラウドソーシングサイト
クラウドワークスでの文字起こし案件についてご紹介しました。
しかし、クラウドワークス以外にも文字起こし案件が掲載されているクラウドソーシングサイトがあります。
そこで、クラウドワークス以外に文字起こし案件が受注できるクラウドソーシングサイトについて解説をしますので参考にしてください。
ランサーズ
ランサーズは、クラウドワークスと並んで最大級な規模であるクラウドソーシングサイトです。
クラウドワークスよりも案件数は少ないものの単価が高い案件が多いのが特徴です。
ランサーズとクラウドワークスでは、掲載されている案件が違うので登録しておきましょう。
どちらも上手く活用することができれば稼げるようになりますよ。
↓ランサーズの評判については別の記事でご紹介をしています。
スキルクラウド
クラウドワークスやランサーズと比べて比較的新しくできたクラウドソーシングサービスです。
まだ新しいので案件数は、あまり多くありません。
しかし、案件数だけでなくワーカー数も少ないので大手のクラウドソーシングサイトよりも受注しやすいのが特徴です。
文字起こし案件が掲載されていないこともありますが、確認して見つけたらすぐ応募しましょう。
ココナラ
基本的にクラウドソーシングサイトは、発注者側が金額などを掲載して受注したい人が集まる仕組みです。
しかし、ココナラでは受注したい人がスキルや経験などを掲載して発注したい人が集まるようにできています。
受注者は自分の能力やスキルに応じて自分で値段を決定し、掲載をすることが可能です。
初心者の方がココナラで案件を取るのは難しいですが、他のクラウドソーシングサイトで経験を積んだ後にココナラに出品すれば大きく稼げるようになるかもしれません。
文字起こしに自信が付いたら出品してみましょう。
まとめ
以上、クラウドワークスにある文字起こし案件についてご紹介しました。
文字起こし案件は、特殊なスキルが不要なのでとても人気があります。
しかし、何も知らないで応募してしまうと思った以上に大変と感じて挫折してしまうかもしれません。
是非この記事を参考に文字起こしがどのような内容でどのような手順で文字を起こすのか参考にしてみてください。
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