【バレる？】クラウドワークスで税金は発生する？確定申告の3つのステップを解説！

「クラウドワークスで仕事をすると税金は発生する？」

「クラウドワークスで発生した税金はどうするべき？」

「クラウドワークスで生じた税金で確定申告は必要？」

などとお考えではありませんか？

 

収入を得ると、気になるのは税金の部分ですよね。

会社員であれば会社が処理してくれますが、クラウドワークスの場合は自分で対応しなければなりません。

 

当記事では

といった内容を徹底解説していきます。

 

クラウドワークスで発生する税金についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

最後までお読みいただければ、クラウドワークスで働く際の税金について、さまざまな疑問の答えが見つかるはずです。

 

クラウドワークスで発生する税金について

クラウドワークスでどのような税金が発生するのか、分からないという方も多いことでしょう。

クラウドワークスの公式サイトを確認しても、税金に関する情報はほとんど記載されていません。

 

契約が完了し収入を得た場合、どのような税金が発生するのか、下記の内容をしっかりチェックしておきましょう。

 

クラウドワークスでは所得税が発生

クラウドワークスで収入を得た場合、所得税という税金が発生します。

 

国税庁によると、所得税は性質によって10種類に分かれていて、それぞれによって税額の計算方法が異なります。

所得は、その性質によって次の10種類に分かれ、それぞれの所得について、収入や必要経費の範囲あるいは所得の計算方法などが定められています。

1. 利子所得
2. 配当所得
3. 不動産所得
4. 事業所得
5. 給与所得
6. 退職所得
7. 山林所
8. 得譲渡所得
9. 一時所得
10. 雑所得

引用：国税庁

 

10種類の所得税のうち、クラウドソーシングで得られる収入は、事業所得と雑所得に振り分けられるので覚えておきましょう。

 

事業所得と雑所得の違い

事業所得と雑所得は、以下のように区分されます。

 

事業所得の「継続」という言葉の判断基準についてですが、1年を目安に判断してください。

 

クラウドワークスでの所得が住民税にも影響

クラウドワークスを利用することによって直接発生する税金は、所得税のみです。

しかし、クラウドワークスで所得を得ることによって、住民税という税金にも影響してしまいます。

 

住民税を支払うことにより、教育機関や福祉サービスなどの行政サービスを、円滑に運営できるようになります。

 

住民税は、住んでいる地域によって計算方法は変わりますが、収入額によって変化するのが基本です。

そのため、クラウドワークスで得た収入額は、直接住民税にも影響してきます。

 

クラウドワークスでの所得税や住民税を申告しないとどうなる？

クラウドワークスでの収入は、所得税や住民税に大きく影響するということを解説してきました。

納めなければならない税金が発生した場合は、確定申告を行わなければなりません。

 

会社に勤めている場合であれば、確定申告は会社が行ってくれます。

 

しかし、クラウドワークスで働いても会社員ではないため、自身で確定申告を行わなければなりません。

この確定申告を行わなかった場合、さまざまな罰則を受けるリスクがあります。

 

クラウドワークス利用者が、確定申告を行わなかった場合に受ける罰則について、以下にまとめました。

 

つまり、確定申告を行わなかったことが発覚すれば、追加で税金を支払わなければならないということです。

さらに、確定申告を意図的に行わなかったことが判明した場合、5年以下の懲役または500万円以下の罰金、あるいはその両方が課せられる可能性があります。

 

そのため、確定申告は、確実に行わなければならないという認識を強く持ってください。

 

クラウドワークスで発生した税金の対処法

クラウドワークスでは2種類の税金が発生するということを解説してきました。

税金が発生した場合、それらの金額を詳細に記入し確定申告をすることで、対処することが可能です。

 

しかし、確定申告の対象は、自身の働き方によって変わってきます。

そこで、下記のパターンに分けて、税金の対処法を見ていきましょう。

 

クラウドワークスが本業（主婦・学生を含む）の場合

まずは、クラウドワークスを本業として活動している場合についてです。

フリーランスとは、会社などの団体に所属せず、個人で仕事をしている人を指します。

 

クラウドワークスでのみ収入を得ている場合の確定申告の対象は、以下の通りです。

 

つまり年間所得が48万円以上の方は、全員確定申告の対象となるということです。

仮に、48万円未満の収入しか得ていない場合は、確定申告を免除されます。

（以前は上限が38万円でしたが、令和2年から48万円まで引き上げられました。）

 

後ほど解説しますが、収入と所得は同じようで全く異なるので注意してください。

自身の所得をしっかりと計算して、対象となっているか確認しましょう。

 

このように学生や主婦の方でも、年間所得が48万円を超過していると、確定申告を行わなければなりません。

 

クラウドワークスが副業の場合

会社員として仕事をしていて、クラウドワークスを副業として利用している場合について見ていきましょう。

副業である場合の確定申告の対象は以下の通りです。

 

つまり、副業として利用している場合は、年間所得が20万円を超えるかという点が重要になってきます。

20万円を超過した場合は、本業の所得だけでなく、副業の所得についても確定申告を行いましょう。

 

クラウドワークスでの収入を確定申告する方法

専業と副業の場合で、確定申告の対象となるかを確認してきました。

次は実際に確定申告を行う方法について、まとめていきます。

 

確定申告をするためには、上記の3つのSTEPが必要です。

各ステップごとに、解説を見ていきましょう。

 

※確定申告については、以下の記事でより詳細に解説しております。

 

STEP①：源泉徴収がある仕事とない仕事を確認する

まずは、自身が受注した仕事の報酬について、源泉徴収の有無を確認してください。

源泉徴収が行われている場合は、クライアントが所得税を納めてくれているという扱いになります。

 

もしも源泉徴収が行われた仕事の報酬を確定申告をしてしまうと、再度所得税の支払いを要求されかねません。

いわゆる税金の二重払いとなってしまうため、注意しましょう。

 

画像出典元：クラウドワークス

 

源泉徴収の有無に関しては、上の画像で赤く印がついている「報酬」ページから確認することが可能です。

源泉徴収額や報酬について詳細に確認することができますので、確定申告をする際や帳簿を作成する際にチェックしてください。

 

STEP②：必要書類を用意する

源泉徴収の有無を確認することができたら、確定申告を行うために必要な書類を用意してください。

具体的に必要な書類を、以下にまとめました。

 

確定申告で必要な書類に関しても、以下の記事で詳しくまとめております。

実際に確定申告を行う場合は、ぜひ参考にしてみてください。

 

STEP③：確定申告を記入していく

準備が完了すれば、確定申告書に情報を記載していきましょう。

初めて確定申告を行うということであれば、申告書を作成する際に不明点がたくさん出てくるはずです。

 

迷ったら、お近くの税務署や税理士に相談してみてください。

 

しかし、クラウドワークスの利用者や運営は、税金のプロフェッショナルではありません。

クラウドワークスで得られる回答は、信憑性が薄いので注意してください。

 

クラウドワークスの確定申告に関するQ＆A

クラウドワークスで発生した税金の対処法について解説してきました。

クラウドワークスで発生した税金は、確定申告を行わなければなりません。

 

下記のようなよくある疑問をピックアップして、解説していきます。

 

収入・所得・経費の違いは？

確定申告を行う際に、収入・所得・経費の違いが分かりにくいという方も多いでしょう。

収入・所得・経費の違いは下記の通りです。

 

確定申告の対象となっている所得は、収入から経費を差し引いたものを指します。

 

クラウドワークスで経費に含まれる費用について

税金を削減するためには、クラウドワークスで経費に含まれる費用を知っておく必要があります。

経費として認められる費用を以下にまとめました。

 

節税のためにも、面倒がらずにできるだけ経費として計上するようにしましょう。

 

クラウドワークスの源泉徴収はどうするべき？

クラウドソーシングには源泉徴収の制度が導入されています。

案件に応募する際に、源泉徴収をどうするべきなのか、悩んだ方も多いでしょう。

 

結論から申し上げれば、源泉徴収に関してはクライアントに任せてください。

 

対処法について以下のようにまとめましたので、参考にご覧ください。

 

クラウドワークスの源泉徴収してもらうとはどういうもの？

クラウドワークスで「源泉徴収してもらう」にすると、所得税をクライアントに支払ってもらうことができます。

仮に間違ってチェックをしてしまうと、自身にだけでなくクライアントに対しても迷惑がかかるでしょう。

 

もしも間違ってチェックしてしまった場合は、メッセージで条件変更を依頼してください。

 

そのため、契約前に不明点があれば、クライアントに対して問い合わせをしておきましょう。

 

クラウドワークスでの副業が会社にバレたらどうなる？

クラウドワークスでの副業が、確定申告によってバレてしまうことがあります。

実際に会社にバレてしまったら、どうなってしまうのか気になることでしょう。

 

副業が発覚した際の対処に関しては、各会社によって異なりますが、考えれる対応は下記の通りです。

 

特に人間関係が悪化した場合は、退職することに繋がりかねません。

副業禁止の会社で副業をすることは、それだけリスクが大きいということを理解しておく必要がありますね。

 

補足：クラウドワークスの副業を会社にバレないようにする方法

クラウドワークスの副業が、確定申告によってバレてしまう可能性があるということを解説しました。

しかし、確定申告によって副業がバレることを回避する方法がありますので、紹介しておきます。

 

まず、クラウドワークスで副業がばれる原因は、大きく分けて以下の2通りです。

 

2つのうちでも、バレてしまう原因のほとんどは、住民税の通知となります。

 

住民税の通知方法には、普通徴収と特別徴収に分かれています。

それを普通徴収にすることによって、会社に対して通知がいくことを回避することが可能ですよ。

 

 

クラウドワークスの税金について知っておくべきこと

最後に、クラウドワークスの税金について知っておくべき知識を解説していきます。

 

基礎控除と給与所得控除について

まずは「基礎控除と給与所得控除について」見ていきましょう。

税金は、条件次第では控除される可能性があります。

 

アルバイトやパートで働いている方であれば、103万円の壁という言葉を聞いたことがある方も多いでしょう。

「103万円の壁」は、基礎控除と給与所得控除が合わさった金額のことを指します。

 

 

クラウドワークスで働いている方であれば、基礎控除のみが適用対象です。

つまり、48万円までは税金が控除されると認識しておきましょう。

 

クラウドワークスで発行可能な証明書について

確定申告では、いくつかの証明書を発行する必要があります。

クラウドワークスで発行できる証明書かどうかは、下記を参考にしてください。

 

 

クラウドワークスでは、源泉徴収票を発行できません。

そのため、源泉徴収票がどうしても必要な場合は、クライアントに直接問い合わせて発行してもらいましょう。

 

クラウドワークスの確定申告は青色申告がおすすめ

クラウドワークスの収入を確定申告する際に、青色と白色のどちらで申告するべきか悩んだ方も多いでしょう。

クラウドワークスで得た収入の確定申告は、青色申告で行ってください。

 

かつての白色申告のメリットとしては、帳簿の記入が必要なく、手軽に申告ができるという点でした。

しかし、2014年の1月以降から帳簿の作成と帳簿の保存が義務付けられています。

 

つまり、白色申告の最大のメリットを失ってしまったのです。

一方、青色申告の場合は下記のようなメリットを受けることができます。

 

クラウドワークスを海外在中で利用する場合の税金について

クラウドワークスを海外在中で利用されている方であれば、税金の取り扱いには注意しなければなりません。

海外在中者は、居住先にどれだけ在住しているかによって、税金の対象が変わります。

 

例えば、所得税に関しては、以下のように区分されています。

 

居住者と非移住者の区分に関しては、居住先の在中期間によって変化するので、覚えておきましょう。

海外に在中することによって税制度はかなり複雑になりますので、詳しくはお近くの税務署や税理士に相談してみてください。

 

まとめ

契約が完了し収入を得た場合、どのような税金が発生するのか、下記の内容を解説しました。

 

確定申告をする際は、下記の3ステップを踏みましょう。

 

日本の税制度は非常に難しく、初めてクラウドソーシングを利用した方にとっては、悩むことも多いはずです。

もしも税金に関して不明点があれば、クラウドワークスにではなく、税理士や税務署に相談してみてください。

 

確定申告の方法については、下記の記事でも解説しています。