「クラウドワークスのWebデザインの案件は未経験でも受注できる?」
「クラウドワークスのWebデザインの案件は稼げる?」
「クラウドワークス以外に未経験者におすすめのサイトが知りたい」
この記事をご覧になっているということは、上記のような疑問を抱えているのではないでしょうか?
そこで今回は、これからWebデザインの案件を受注してみたい初心者の方に向けて、Webデザイン案件について解説していきたいと思います。
是非参考にしていただけると幸いです。
未経験でもWebデザインの案件は受注できる!
IT系の業種未経験・クラウドワークス未経験でも、Webデザインの案件は受注できます。
Webデザインやプログラミングを始めとしたIT系の業種は、専門的な技術・スキルが必須なので、経験よりも技量が優先されることが多いです。
もちろん未経験よりは経験が多い方が良いですが、経験の差は他の業種と比べるとそこまで影響しません。
その為、完全未経験の状態でも、Webデザインのスキルだけしっかりと身につけておけば、仕事を獲得することは可能だと言えます。
フリーランスWebデザイナーの収入は平均10万円〜
クラウドワークスで募集されている様々な業種の中でも、 Webデザインやプログラミングなどの案件は報酬がかなり高めです。
案件の種類ごとの平均相場:
- トップページデザイン50,000円/1ページ
- トップページコーディング30,000円/1ページ
- バナー制作5,000円/1作品
上記はプロジェクト形式の案件の場合なので、コンペ形式だとより高くなるでしょう。
プロジェクト形式=一番主流な形式で、複数人募集されることが多い。多くの継続案件がこの形式。
コンペ形式=名前の通り大会のような形式なので、最終的に1人しか採用されない。不採用の場合は無報酬なので、収入が不安定になりやすい。
1ヶ月に3〜4件獲得できていれば生活できるレベルなので、1週間に1案件、といったペースです。
継続案件が受注できれば、報酬はより高く、より安定したものになります。
実際にクラウドワークスで募集されているWebデザイン案件例
クラウドワークスで実際に募集されている案件をいくつか見ていきたいと思います。
【未経験者歓迎】【初心者OK】の表示がある案件のみ掲載していくので、どのような案件があるのか気になる方は是非参考にしてみてください。
また、Webデザイン未経験者にはプロジェクト形式がおすすめです。
コンペ形式だと上記でも解説した通り、競争率が高く収入が不安定になりがちなので、最初の頃はほとんど稼げません。
プロジェクト形式で問題なく案件が獲得できるようなレベルになってから、コンペ形式に挑戦していきましょう。
例1:PhotoShopでデザイン制作
業務内容:
- TOPページの作成
- バナーやメインビジュアルなどの作成
報酬:1ページ8,500円〜 クオリティや内容によっては報酬UPも!
5ページ作成した場合は8,500円×5=42,500円
応募資格:
- Webデザイン経験のある方(※ポートフォリオ等により、クオリティが問題ないと判断できる場合は実務経歴不問)
- Office製品、PhotoShop、Illustratorが使える方
デザインのみの案件なので、コーディングが苦手な方でも募集できます。
PhotoShopやIllustratorについては、以下の準備ソフトの見出しで解説していくので参考にしてみてください。
例2:オンライン動画レッスンサービスのウェブデザイン
業務内容:計6ページの作成
- サービストップページ
- 講師一覧ページ
- 講師詳細ページ
- 楽器紹介ページ
- カテゴリ別動画一覧ページ
- 動画詳細ページ
記載してほしい内容(文章や写真等)は発注者が提示
サイトイメージやターゲット層、使用色なども指定
報酬:40,000円
応募資格:特になし
細かいところまで指定があるので、デザインの途中で記載する要素について悩む必要がありません。
制作期間は2週間以内にラフ案提出+その2週間後に納品なので、合計で1ヶ月間となります。
丸々1ヶ月かけて制作すると月収4万円になってしまうので、できれば2週間ほどで完成させたほうがおすすめです。
例3:オンライン英会話レッスンWEBサイト制作
コンペ募集内容:デザイン+コーディング(縦長1ページWordPress)
- ワイヤー・ラフ案・画像・文章などの提供一切なし(相談後決定)
- 集客力・訴求力のある見栄え(デザイン)にして欲しい
- 継続依頼あり
報酬:77,000円
応募資格:特になし
コンペ形式の案件なので、最終的に採用されるのは1人のみです。
莫大な時間をかけて作り上げた自信作でも落ちてしまうことはあるので、モチベーションの維持がしづらいと言えます。
しかし、報酬は8万円近くとかなり高めなので挑戦してみる価値は充分にあるでしょう。
クラウドワークスのWebデザインの案件で必要なスキル
Webデザインの案件で稼いで行くのに必要なスキルは、受注する仕事内容によって大きく変わります。
今回は3つのケースを紹介していくので、是非参考にしてみてください。
ケース1:バナー、ロゴ作成のみ受注する場合
サイト内で使用するバナーやロゴの作成のみの案件を受注する場合です。
- Adobe Photoshopの知識
- Adobe Illustratorの知識
このAdobe PhotoShopとAdobe IllustratorはWebデザイナーにとって必須のソフトだと言えます。
この2つのソフトの知識と技術がないとデザインの制作はできないので、最低限この2つは覚えておきましょう。
ソフトの値段や購入方法については以下で解説していきます。
ケース2:Webデザインのみ受注する場合
上記で紹介した案件例①のようなデザイン制作の案件を受注する場合です。
- Adobe Photoshopの知識
- Adobe Illustratorの知識
- Webデザインの基礎理解
- HTML/CSS(構築言語)基礎理解
バナー・ロゴ作成は2つのデザインソフトが使用できるだけで充分ですが、Webデザイン制作全般となると構築言語の理解も必要になってきます。
その際には、プログラミングを勉強できる学習サイトProgateがおすすめです。
Progateについては以下で解説していくので、気になる方は是非参考にしてみてください。
ケース3:Webデザイン含む構築作業を受注する場合
Webデザインのみでなく、構築作業も請け負う場合です。
- Adobe Photoshopの知識
- Adobe Illustratorの知識
- Webデザインの基礎理解
- HTML/CSS(構築言語)基礎、応用理解
- レスポンシブデザイン
- JavaScript/jQuery(プログラミング言語)基礎理解
構築言語の基本と応用に加えて、プログラミング言語の理解が必要になってきます。
また、閲覧者の画面サイズや使用ブラウザに応じてデザインを変更するレスポンシブデザインの制作方法も知っておかなければなりません。
今回紹介している3つのケースの中では、一番手間と時間がかかる専門技術が必要な案件ですが、その分単価も高いので是非挑戦してみてください。
クラウドワークスで、完全未経験から稼げるようになるまでの手順を徹底解説!
完全未経験の状態からクラウドワークスで案件を獲得できるようになるまでの手順を詳しく解説していきます。
これからお仕事を始めていきたい、という方は是非参考にしてみてください!
①パソコンやソフトを準備
Webデザイナーとして働いていくうえで、最低限必要な環境を整えていきましょう。
Webデザインの仕事では、
- メインパソコン
- 確認用パソコン
- 確認用スマホ
- ソフト
の4点が必要です。
それぞれ詳しく解説していきます。
メインパソコン
業務上で一番よく使うパソコンのことです。
多くのWebデザイナーの方はMacBook Proを利用しています。
iMacでも構いませんが、デスクトップ型は持ち運びができないので、家以外で作業することが多い方はノートパソコンがおすすめです。
また、ノートパソコンだと画面が小さいので、外部ディスプレイがあると尚良いでしょう。
確認用パソコン
メインパソコンで制作したものを確認するためのパソコンです。
上記で解説したようなレスポンシブデザイン対応のサイトの場合、利用OSやブラウザ、画面サイズなどによって見栄えが異なります。
MacでWindows OSを運用することも可能ですが、専用ソフトをダウンロードしたりと大変なので、新しくWindows PCを購入した方が手っ取り早いです。
Windows PCならなんでも大丈夫なので、1〜3万円の格安パソコンで構いません。
確認用スマホ
上記のWindows PCが必要な理由と同じく、スマホプレビューを確認するために必要です。
日本国内の機種シェア率は、iPhone所持者がAndroidの2倍なので、iPhoneシリーズがおすすめです。
しかし、今Android携帯を所持している方は、無理にiPhoneを購入する必要はありません。
あくまでもスマホ対応での見栄えを確認したいだけなので、普段使いしている携帯で大丈夫です。
ソフト
Web制作にはデザイン作業と、HTML/CSSを用いた構築作業の2つを伴います。
それぞれ必要ソフトが異なるので確認しておきましょう。
デザイン作業(2つとも必要)
- Adobe Photoshop(12,936円+税/年)
- Adobe Illustrator(28,776円+税/年)
構築作業(いずれか)
- Adobe Dreamweaver(28,776円+税/年)
- Sublime Text(無料)
- Atom(無料)
Adobe製品が全てセットになった「Adobe CC」というものも存在します。
プロWebデザイナーの中で王道中の王道のソフトなので、購入する価値は充分にあるでしょう。
しかし、3つのセットで72,336円+税/年もかかるので、仕事を始めたばかりの初心者の方にはかなり厳しいと思われます。
少しでも安く購入したい方は、Amazonで購入することをおすすめします。
また、学生さんの場合はAdobeの「スクールパートナープログラム」の認定を受けておくことで、49%OFFで購入することが可能です。
学生さんは是非チェックしてみてください!
②Webデザインに必要な知識を学ぶ
完全初心者からプロレベルまで学習するとなると、約300時間ほどかかると言われています。
300時間と聞くと途方もない時間のように感じますが、毎日3時間勉強できていれば3ヶ月で終わる計算です。
一生物のスキルが3ヶ月で身に付く、と考えて頑張りましょう。
Progateで勉強
(画像引用:Progate 公式サイト)
上記で少し紹介した学習アプリProgateでプログラミングの基礎を勉強していきましょう。
勉強するコースは、HTML&CSS→ jQuery→JavaScript→Ruby on Rails5の順番がおすすめです。
PHPやPythonなどの他言語は、余裕があればで構いません。
また、Progateには有料会員と無料会員が存在しますが、まずは無料会員で基礎編だけを効率的に勉強していきましょう。
無料会員:基礎レベルの18レッスンが受講可能
有料会員:公開中の79レッスン全てが受講可能(税別980円/月)
もしもっと勉強したい!と思った方は有料会員に登録してみてください。
CodeCampでさらに勉強
(画像引用:CodeCamp 公式サイト)
Progateで基礎を勉強できた後は、プログラミングスクールでより徹底的に理解を深めていきましょう。
CodeCampは数あるプログラミングスクールの中でも、レッスンの質や講師の質がとても高いことで有名です。
現役エンジニアが講師(メンター)なので、オンラインのマンツーマンレッスンを受講しながら様々な質問をすることができます。
コースも多種多様ですが、Webデザイナー志望の場合は「デザインマスターコース」がおすすめです。
2ヶ月プランで148,000円+入学金30,000円=178,000円+税となっているので、プログラミングスクールの中ではかなり安い方だと言えます。
気になる方は是非チェックしてみてください!
既に存在するサイトを模写してみる
ProgateとCodeCampで学習できた後は、少しずつ自分の腕試しをしていく段階です。
まずは、自分が好きなデザインのサイトを模写してみましょう。
サイトの模写はデザインのレイアウトの勉強になるのでおすすめです。
写真の位置、見出しの場所、フォントサイズや行間など、様々な点に注目しつつ「なぜそうすると見栄えが良くなるのか」を考えましょう。
色彩感覚を身につける
Webデザインの仕事には色彩感覚が必要になります。
見ていて心地の良いサイトを作る為には色が人に与える感情や印象を知っておかなければなりませんし、色同士の相性などの知識も必須です。
常にカラーサンプルを見たり、見栄えの良いサイトを参考にしつつ、色彩感覚を磨いていきましょう。
カラーサンプルは書店やネットで購入できます。
本当に色彩感覚が正しく身についているか確認するために、色彩検定を受験するのもおすすめです。
③学んだ知識を生かして実際にWebデザインを制作してみる
最後には今まで勉強した知識や技術が本当に身についているかチェックするために、実際に自分でWebデザインを制作してみましょう。
この時に制作したものは、仕事を始めて案件を受注するようになった時のポートフォリオとして役に立ちます。
自分のアピールポイントを最大限に誇示できる機会なので、学んだこと全てを出し切るイメージで、渾身の一作を作り上げてみてください。
サイトの好みや指定色にも柔軟に対応できるよう、趣旨と雰囲気が異なるサイトを複数制作するのもおすすめです。
クラウドワークスでWebデザインの案件を獲得するコツ
未経験でもWebデザインの案件を獲得するには、3つの工夫が必要です。
以下のコツとポイントを押さえていれば未経験でも稼げるようになるので、是非覚えておきましょう。
自分だけのヒアリングシートを作る
ヒアリングシートを作成すると、案件を受注した際に発注者とのコミュニケーションが円滑になるので非常に便利です。
ヒアリングシートに記載する内容としては、以下のような項目が挙げられます。
- 好きな色
- どのような雰囲気のサイトにしたいか
- 似せたいサイト・参考サイトはあるか
- 誰向けのサイトなのか・読者層
また、場合に応じて、メッセージを活用しつつ細かい点を質問していきましょう。
「キリッとしている印象と、柔らかい印象、どちらが好みですか?」
「この色とこの色、どちらの方がお好きですか?」
など、細かい描写・実際の資料を提示して質問すると、発注者も答えやすいです。
落とされてしまった理由を考える
コンペ形式の場合は制作後に成果物を提出後に落選、プロジェクト形式の場合は案件に応募して条件を提示後に却下される、ということがあり得ます。
いずれにせよ、落ちて終わりではなく、落ちてしまった理由を考えて次回に活かすことが大切です。
コンペ形式の場合
コンペ形式案件での落選理由は、以下のようなものが考えられます。
- デザインが好みに合わなかった
- ごちゃごちゃしていて見づらい
- 色使いが汚い
- コーディングを意識できていない
コンペの場合、採用非採用は発注者の好みによって左右されます。
そのため、実力はあるのに落ちてしまう場合もありますし、逆に初心者なのにデザインが気に入られた、ということもあり得るでしょう。
プロジェクト形式の場合
プロジェクト形式の案件の応募・提案を却下されてしまう理由としては、以下のようなものが挙げられます。
- ポートフォリオが好みではなかった
- アピール、営業が足りない
- 自分の実績や評価数が少ない
プロジェクト形式の場合は、自分のポートフォリオや自分と契約することで得られるメリットを提示して応募します。
また、クラウドソーシングサイトでは実績と評価が信頼につながるので、できる限りタスク形式の簡単案件などを大量受注してあげておくと良いでしょう。
募集文面中に不明な単語があれば随時調べる
募集文面中に難しい単語を使っている案件は応募率が少ない傾向があります。
簡単でわかりやすい言葉で書かれている案件と比べるとハードルも高く感じますし、「自分には難しいだろうな」と諦めてしまう人が多数です。
応募数が少ない=競争率が低いということなので、応募した時の通過率が上がります。
なるべく早く仕事を受注する為には、少しでも多くの案件に応募した方が良いので、このような案件を狙っていきましょう。
クラウドワークス以外にWebデザイン案件が受注できるサイト3選
クラウドワークス以外にWebデザインの案件が受注できるクラウドソーシングサイトを3件紹介していきます。
これから仕事探しを始める方は是非参考にしてみてください。
ランサーズ
(画像引用:ランサーズ 公式サイト)
国内で一番最初に立ち上げられたクラウドソーシングサイトです。
官公庁などの政府機関や、数々の大手企業も利用しているため、運営の信頼度が高い点が評価できます。
業種数や案件数はクラウドワークスとそこまで変わりありませんが、案件の報酬が低い、という噂もあります。
詳しくは以下の記事で解説しているので、良ければ参考にしてみてください。
ママワークス
(画像引用:ママワークス 公式サイト)
Webデザイナーを目指したい主婦・ママさんにおすすめのクラウドソーシングサイトです。
名前の通り、育児や家事で忙しいママさんや主婦の方向けに作られているサイトなので、お仕事が進めていきやすいと言われています。
他のクラウドソーシングサイトと違う点としては、キャリアカウンセリング制度が整っていたり、正社員や派遣の募集もされている点です。
以下の記事でママワークスのメリットや評判について詳しく解説しているので、気になる方は是非覗いてみてください。
ココナラ
(画像引用:ココナラ 公式サイト)
通常のクラウドソーシングサイトとは少し違い、「スキルマーケット方式」という方式で運営されているサイトです。
スキルマーケット方式とは、自分のスキルを出品して購入してもらい技術を提供するサービスなので、自分で案件を探して応募する必要がありません。
営業が苦手な方や、依頼されるのをのんびりと待ちたい、という方にあっています。
しかし、登録ワーカーが多いため、競争率はどの業種でもかなり高めです。
他のワーカーより秀でている点があれば良いですが、そうでない初心者の方は最初は単価を相場より低めに設定して依頼を待ちましょう。
まとめ
Webデザイン制作の案件は、未経験でも受注できます。
報酬も他の業種と比べると高く、安定した収入を稼ぎやすい業種なので非常におすすめです。
しかし、専門技術・知識を必要とする業種なので、勉強にかかる時間や費用は侮れません。
それでも挑戦してみたい!という方は、今回紹介した学習手順や仕事開始の手順を参考にしつつ、準備を始めてみてください。
気になる方はこの機会に是非、今回紹介したサイトに登録してみてはいかがでしょうか?
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