「クラウドソーシングを始めたいけどデメリットはあるのかな?」
「クラウドソーシングサイトで仕事をするにあたって注意した方が良い点を知りたい」
「そもそも、クラウドソーシングって何なんだろう…」
この記事をご覧になっている方はこのような心配をされているのではないでしょうか?
そこで今回やクラウドソーシングのデメリットとメリットの比較や、クラウドソーシングのリアルな口コミについて紹介していきたいと思います。
是非最後まで読んでいただけると幸いです。
クラウドソーシングのデメリット・メリット(受注側の場合)
クラウドソーシングで仕事をする際にデメリットはあるのでしょうか?
メリットと併せて紹介していきます。
デメリット1:収入が安定しない
やはり、クラウドソーシングサイトで仕事をしようと思っている方が一番不安な点が「本当に稼げるのか」という点だと思います。
まれに時給制の案件も存在しますが、ほとんどが「出来高制」なので収入=仕事に割ける時間になってしまいます。
もちろん、逆に言えば「頑張れば頑張る分だけ稼げる」ということなのですが、最初はどうしても稼げない時期が発生してしまいます。
一度軌道に乗ってしまえば比較的楽なのですが、クラウドソーシングサイトでお仕事を始める大半の方が軌道に乗る前に辞めてしまうのが現実です。
最初の頃のモチベーションキープの方法は人それぞれですが、誰にでも共通して言えるのは「目標を立てる」ということです。
「10万円稼げる様になるまでは絶対にやめない!」
「クラウドソーシングで稼げる様になって今の職場を絶対に3月までに辞める!」
など、簡単な目標でいいので達成したいことを決めると案外続けられることが多いです。
また、「気持ちの持ちよう」も重要なポイントです。
サイトに登録してから軌道に乗るまでは平均1ヶ月ほどですが、その1ヶ月間は実績を溜めるために低単価の案件をたくさんこなして行かなければなりません。
たくさんの人がその1ヶ月間にやめていくわけですが、その1ヶ月という期間はとても重要です。
その期間内に実績や評価を溜めれば溜めるほどお仕事が獲得しやすくなるので、その1ヶ月だけ耐えればその後収入は一気に増えます。
「1ヶ月後は稼げるようになってるはずだから今だけ我慢しよう!」という気持ちで頑張っていれば辛い1ヶ月なんてすぐに過ぎてしまうでしょう。
仕事時間やクオリティを保っていれば収入が急に下がったりすることは滅多にないので安心してください。
デメリット2:顔が見えない怖さ/不安
こちらもクラウドソーシングを始めようとしている初心者さんがとても心配な点だと思います。
実際、クラウドソーシングサイト上には悪質なクライアントさんもいるので被害にあってしまう初心者さんは少なくありません。
初心者さんが案件の単価の相場を知らないことをいいことにあり得ないほどの低単価で仕事をさせられたり、テストと偽って無報酬で働かされることもあります。
しかし、それはクライアントさんの見極め方と応募する案件の相場をしっかりと知っておけば心配はありません。
以下の4つの点を抑えてクライアントさん探しをすれば問題ないでしょう。
また、安全性だけでなくコミュニケーションの取りにくさも気になるポイントだと思います。
実際、返信の遅いクライアントさんとの仕事はうまく進まず疲れてしまいますし、クライアントさん側でも同じことが言えるでしょう。
注意すべきポイントとしては、報連相を忘れないことです。
連絡が来たらすぐ返す、何か不安なことやわからないことがあればしっかり聞く、などは欠かさないようにしましょう。
メリット1:好きな事を好きな時に好きな所で
デメリットも数点ありますが、クラウドソーシングにはもっとたくさんのメリットが存在します。
そのうちの1つが「場所や時間を問わずに仕事ができる自由さ」という点でしょう。
クラウドソーシングのワーカーさんは基本在宅でお仕事をされている方が多いですし、作業時間帯や日数もバラバラです。
隙間時間に作業できるので時間の有効活用になりますし、子育てで忙しい主婦さんや副業をしたい会社員の方、学生さんなどにもおすすめです。
そして、クラウドソーシングとは「自分の得意なことを仕事にする」ものなので自分のペースに合わせて仕事を進めることが可能です。
自分のスキル熟練度や物事の詳しさによって案件の難易度が調節できるので、自分にあった仕事選びをしましょう。
メリット2:通勤、残業、人間関係に囚われない
現在仕事をしている社会人の方やアルバイトをしている学生さんにとって嬉しいポイントでしょう。
在宅ワークの場合通勤が必要ないので限られた時間を有効に使うことができます。
雨の日も風の日も歯を食いしばって出勤していた日々とはおさらばです。
それに加えて、人間関係から解放されるのも在宅ワークならではのメリットです。
苦手な上司や同期と同じ空間に居続ける必要もなければ、付き合いを気にして嫌いな飲み会に出席する必要もありません。
1人の方が仕事が捗る、という人にもおすすめできるでしょう。
クラウドソーシングのデメリット・メリット(発注者の場合)
発注者側にはどのようなデメリットとメリットが存在するのでしょうか?
解決策・対策とともに解説していきます。
デメリット1:セキュリティ面が心配
社内の機密情報が漏れる可能性があるのでは?というのはたくさんの発注者さんが抱える不安だと思います。
また、受注者のパソコンによってはウイルス等に感染してしまう危険なども考えられますし、セキュリティの保持はどのようにすれば良いのでしょうか?
対策としては、「信頼できる受注者を厳選する」という点に限るでしょう。
案件を募集するとたくさんの受注者が応募してくると思いますが、その中でも見るべき点は以下の4点です。
- プロフィール、ポートフォリオが充実している
- 受注実績が多い
- 評価点数が高い
- 本人確認がされている
受注者が見るべき発注者のポイントとほとんど同じです。
受注者・発注者関係なく「信頼できるかどうか」はこの4つに委ねられているということがわかります。
また、個人情報の扱いについてや著作権についてをめぐるトラブルなどが気になる方も多いと思います。
解決策としては募集要項にクラウドソーシングサイトの利用規約の抜粋を貼って自分と受注者間での誤解を防ぐ、ということが挙げられるでしょう。
以下に例としてクラウドワークスのページを添付しておくので参考にしてみてください。
私はイラストを描く方ではないので、著作権の在り方については差し控えさせていただきますが、
>クライアント様は、著作権も譲渡と一点張りです。(採用事項には記載されてません)
に関して。採用事項に何も記載されてなかったのなら、クラウドワークスの利用規約が適応されます。
クライアントは最初から著作権も譲渡を要求しているという事でしょう。
デメリット2:採用の手間/人の見極めが大変
どんな発注者さんでも採用した人が本当に納期を守ってくれるか、途中放棄しないか、などの不安は常にあるでしょう。
上記で紹介した4点を参考に受注者を見極めていけば大丈夫だと思いますが、もしそれでも不安であれば低単価でテストを行ってみましょう。
テストを行うことによりプロフィールや実績だけでは見えてこない、受注者の本質が見えてくる場合があります。
連絡は早い方か遅い方か、やる気はあるか、言葉遣いは丁寧か、などの点です。
応募の際は綺麗な言葉遣いでも、実際に会話してみるとそうでもないケースもありますし、会話をたくさんするということも重要でしょう。
しかしあまりにも低単価すぎるテストだと詐欺を疑われてしまう場合もあるので注意が必要です。
メリット1:自分の仕事量を減らせる
クラウドソーシングが常に仕事に追われている多忙の企業の方などに人気な理由です。
仕事量が多く分担が大変、という時にも社内の負担を減らせるので便利でしょう。
また、自分が少し苦手意識のある業務を他の人に任せられるのもポイントです。
得意な人がやった方が仕事も早く進みますし、自分はまた自分が得意とする分野で活躍すれば大丈夫なので、効率化も図れます。
メリット2:費用削減につながる
他にも企業にとって嬉しい点が費用の削減が可能、ということです。
通常、今の人手で仕事が回らない時は正規雇用者を雇ったりすることが多いと思いますが、それではコストばかりがかかってしまいます。
クラウドソーシングサイトでは必要な時に必要な量だけ募集して雇うことができるので、無駄がありません。
例えば、多忙な時期のみの契約として募集し、良い人材が見つかった場合のみ継続で契約、とするのも良いでしょう。
そもそもクラウドソーシングとは?
デメリットとメリットを紹介してきましたが、そもそもクラウドソーシングとはなんだろう?と疑問に思っている方もいらっしゃると思います。
クラウドソーシングを始める際に知っておきたいポイントを簡単に説明していくので参考にしてみてください。
クラウドソーシングの概要、業種
クラウドソーシング、とは英語の「crowd(意味:人混み、群集など)」と「sourcing(意味:発行、業務委託など)」を合わせた言葉です。
発注者側のメリット2で解説したように「特定の時期のみに必要な分だけ人を雇い業務を発注できる」という点がアウトソーシングと異なる点でしょう。
また、業種は多岐にわたるため受注者・発注者ともに受けたい・依頼したい業務はたくさんの選択肢の中から選べます。
このようなサイトの記事を執筆する「ライティング」、ブログのページを制作する「Web開発/デザイン」、「翻訳」、「写真撮影」など様々です。
クラウドソーシングの応募形態
クラウドソーシングには通常3つの契約形態が存在します。
どれもそれぞれ特徴がありメリット・デメリットが存在するため自分のスキル熟練度や業種によって選ぶことが大切です。
プロジェクト:多くの「継続案件」がこの形式です。数人募集をしているところが多く、ロゴ作成などのデザイン系以外の業種の方はここが一番主流でしょう。
コンペ:ロゴ作成やネーミングなど、最終的に1人のみが採用されます。競争率が非常に高く収入も安定しづらい形態です。
また、上記の3つ以外にも「スキルマーケット方式」と言って、ネット上で完結せず実際に会って何かを提供することができる、というものも存在します。
代表的なスキルマーケット方式のクラウドソーシングサイトだと「ココナラ」や「スキルクラウド」が挙げられるでしょう。
仕事の流れ
受注者側・発注者側ともに大まかな流れを見ていきましょう。
受注者の場合(一般的なプロジェクト形式の場合)
②報酬の金額や納期、必要とされているスキルを見て自分にあっているものを選択
③応募の際に必要な情報が指定されていればそれを盛り込んだ上で応募文を書き応募
④返信を待つ(返ってこないことも多い)
⑤条件提示に同意してもらえたら契約
⑥業務開始!
発注者の場合 (一般的なプロジェクト形式の場合)
②応募してくる受注者のプロフィールや実績、評価等を見て採用者を決める
③採用者が提示してくる条件が提示したものと一致していればそのまま合意、相違があれば再度こちらから条件提示をして同意を待つ
④受注者が同意をしたら契約に進む
⑤仮払いをする
⑥業務を開始してもらう!
使用しているクラウドソーシングサイトによっても変わると思いますが、基本的にはこのような流れが多いでしょう。
また、一度契約をするとどちらかが一方的に契約を終了させることができなくなります。
トラブル回避のためにも契約前の疑問、募集条件との不一致等があればは早めに解消するようにしましょう。
どんなクラウドソーシングサイトがあるの?
クラウドソーシングをする際にはもちろんクラウドソーシングサイトに登録しなければなりませんが、どのような種類があるのでしょうか?
今回は安全で知名度が高く、口コミや評判の良い代表的な4つを紹介していきたいと思います。
クラウドワークス
クラウドソーシングサイトといえばクラウドワークス、と言っても過言ではないほど有名なサイトです。
利用者もとても多く、国内登録者数1位とも言われています。
業種の数も200種類以上と多く、どんな人でも自分にあったお仕事探しをすることが可能でしょう。
ランサーズ
こちらもクラウドワークスに次ぐ人気度の高いサイトです。
国内で一番最初に立ち上げられたサイトなので、長年の愛用者も多いでしょう。
また、官公庁などの政府関係の事業も利用しているサイトなので運営の信頼度も高いといえます。
サグーワークス
上記2つと違い、ライティングに特化したクラウドソーシングサイトです。
ライターのランク制度なども設けているためライターさんにとっては非常に働きやすい環境だと言えるでしょう。
しかし、案件数は上記2サイトと比べると少ないので、たくさんの種類から仕事を選びたい、という方は上の2つがおすすめです。
シュフティ
名前の通り、主婦さん向けに事業を展開しているクラウドソーシングサイトです。
業種はクラウドワークスやランサーズより少し少なめですが、スキルを要さない簡単作業から専門技術を要するものまでたくさんあります。
競合も少なく自分のペースでお仕事を進められますが、その分報酬も少なめなのでガッツリ稼ぎたい、という方は大手サイトの方がいいかもしれません。
クラウドソーシングの評判、口コミ紹介!
クラウドソーシングのメリット・デメリットは理解できたけど実際の世間の評判はどうなんだろう?と思っている方も多いと思います。
そこでクラウドソーシングについての不満意見と好評意見、どちらも見ていきましょう。
不満意見1
クラウドソーシングはダークサイドに落ちた者からすると、ただ働き者量産ツールです。
成果物だけ奪ってお金払わないという行為が簡単に出来てしまう。
問題はそれに気付いた真っ当な人間がダークサイドに落ちてしまうことですね。。
— いのパパ|ITエンジニア (@rcklgk6KELugQWc) June 3, 2020
こちらの方はいわゆる悪質なクライアントさんに出くわしてしまい、相当辛い思いをされたのだと思います。
このような無報酬詐欺は許されるべき行為ではないと思いますし、今後ルールや罰則の変更などで減っていくことを願って待ちましょう。
上記で解説したように、悪質なクライアントさんの見分け方を参考にしつつお仕事を進めていくことが大切です。
不満意見2
副業を始める人、増えてますね。
副業選びのポイントは「その先の自分の財産になるかどうか」。
クラウドソーシングのような下請けや、時間の切り売り系の仕事はお勧めしません。得られるのは目先のお金だけ。いくら頑張ってもあなたの「財産」になりませんよ。— イケハヤ@YouTube登録24万人 (@IHayato) June 1, 2020
そもそもクラウドソーシングに対して疑念を抱いている方の意見です。
確かにブログ運営などと比べたら自分の財産にはなりませんし、継続的に稼いでくことは難しいかもしれません。
しかし、クラウドソーシングの中でも技術を必要とする業種を続けていけばその道に精通することは可能です。
クラウドソーシングサイト上の簡単作業はこの「時間の切り売り」に入るかもしれませんが、自分の技術も充分自分の財産なので気にする必要はないでしょう。
好評意見1
ブログが収益が…なので、とりあえず生きるためにクラウドソーシングに勤しんでみたら良いクライアントさんと契約をさせていただく運びとなりました!
今は掛け持ちで作業していますが時間に縛りなく、作業時間が細切れになりやすい子持ちママには最高すぎる環境を与えていただいてます。
— moimoi(もいもい)@本気出したらアップデートにやられたブロガー (@moimoiblog) June 2, 2020
こちらの方は子育て中の主婦さんで、運営中のブログがあまり好調ではないため掛け持ちでクラウドソーシングを始めたばかり、という状況でしょう。
やはり一度にたくさんの時間が取れなくても、隙間時間に好きなところで働けるというのはとても嬉しいポイントのようです。
好評意見2
クラウドワークスやランサーズを利用している人=営業力のない人 みたいに言われがちやけど、個人契約の支払いトラブルとか考えると、クラウドソーシングには安心感ある。
クラウドソーシングでもめちゃくちゃ営業力の高い人を知ってるしなぁ。そこを選ぶ理由は人それぞれ。— さかた (@hiari_writer) June 2, 2020
個人間での業務の発注・受注はリスクが高いためクラウドソーシングサイトを利用した仕事は安心だ、という意見です。
確かにSNS上で#ライター募集、というタグが散見されることがありますが、安全性は確保されているのかな?と気になります。
本人確認も済んでいない、そしていざという時に逃げられてしまう環境だとトラブルも増えそうですし、サイトの安全性の高さは非常に評価できるでしょう。
まとめ
やはりクラウドソーシングは賛否両論、様々な意見があります。
メリットと同じくデメリットもありますが、対策法を知っていればそのデメリットをメリットに変えることも可能です。
今後ネット社会が普及していくにつれて利用者も続々と増えていくでしょう。
利用する際のポイントを知っていれば便利なサービスだと思うので、気になる方はこの機会に是非一度試してみてはいかがでしょうか?
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