「クラウドソーシングだけで生活することはできるの?」
「クラウドソーシングを本業にするメリットは?」
「クラウドソーシングの中で稼げる業種と、稼ぐ方法を知りたい」
この記事をご覧になっているということは、上記のような疑問を抱えているのではないでしょうか?
そこで今回は、クラウドソーシングだけで生活できるのか不安な方向けに、収入やメリット・デメリットなどを解説していきたいと思います。
是非参考にしていただけると幸いです。
クラウドソーシングだけで生活することは可能?
ずばり、クラウドソーシングだけで生活することは可能です。
以下でより詳しく解説していきます。
月収10〜20万円も夢じゃない!
稼働時間や業種、自分のスキルなどにもよりますが、月収10〜20万円稼ぐことは可能です。
月収20万円あれば最低限普通の暮らしはできると言われているので、本業にするには充分だと言えます。
例えば、プログラミングやWebデザインなどのエンジニア案件であれば1件あたりの相場が1〜5万円なので、月に数件継続的に受注できていれば可能です。
ライティングの場合文字単価・記事単価にもよりますが、文字単価1円で10,000文字の記事を20記事執筆したら月収20万円になります。
しかし、クラウドソーシングで安定した高収入を稼げるようになるには、2ヶ月〜半年ほどかかると言われています。
その軌道に乗るまでの間にやめてしまうととても勿体ないので、クラウドソーシングを始める際には「何ヶ月は続ける」と目標を立てておきましょう。
勤務時間や、自分のスキルによる
上記で稼げるかは稼働時間やスキルにもよる、と書きましたが、本業レベルで稼ぐためにはフルタイムで稼働できることが大前提です。
副業として短時間だけ稼働したい、という方は月収5万円前後が限度でしょう。
また、何か専門知識・技術を持っている方は、比較的短時間で高収入を目指すことが可能です。
クラウドソーシングの中で高収入が狙える業種のほとんどが専門性を要するため、最初からスキルを持っている人は有利になります。
専門性を要する高収入の業種といえば、IT系やイラスト系が有名です。
スキルがなくても稼げる?
しかし、スキルがなくても稼げる業種は存在します。
ライティング案件はスキルのない初心者の方でも挑戦しやすい業種ですが、月収10〜20万円を狙うことも可能です。
最初のうちは思っているようには稼げませんが、自分のスキルに応じて文字単価や記事単価が上がってくるので徐々に高収入になっていきます。
例えば文字単価1円に到達できたとして、10,000文字の記事を1ヶ月20記事執筆したら月収は20万円です。
初心者のうちから10,000文字も執筆するのは至難の技ですが、慣れれば簡単になります。
そもそもクラウドソーシングとは?
クラウドソーシングの語源は、英単語のcrowd(群集)+sourcing(発行、業務委託)から来ています。
直訳すると「群集に業務を依頼する」という意味ですが、一般的にクラウドソーシング=ネット上で不特定多数の人に業務依頼をすることを指します。
社会人の方であれば聞いたことがあるであろう「アウトソーシング」という言葉は、意味が異なるので注意が必要です。
アウトソーシングはある特定の業者や人に業務を外注することなので、覚えておきましょう。
給料形態について
クラウドソーシングの報酬形態は、時間単価制(時給)と固定報酬制(出来高)の2つに分かれます。
時間単価制は時給制のことで、固定報酬制はいわゆる出来高制というものです。
時間単価制は事務系のお仕事や講師系のお仕事に多いですが、勤務管理のためにタイムカードというアプリを使用しなければなりません。
クラウドワークスではCWタイムカード、という専用のアプリをダウンロードしないと仕事が受注できないようになっています。
上記以外の業種のほとんどは固定報酬制です。
よくネット上で謳われているクラウドソーシングの時給、というのは固定報酬制を時給換算で計算したもののことです。
かかる時間を短縮すれば時給UPにつながるので、業務に慣れれば慣れるほど効率化を図ることができます。
業務形式について
上記で説明した固定報酬制の中でも、業務形態がタスク、プロジェクト、コンペの3種類に分かれます。
全てメリットとデメリットがあるので覚えておきましょう。
タスク形式
交渉なしで誰でも業務をすることが可能です。
スキルがなくても誰でもできる簡単作業(体験談入力、アンケートなど)が多いため、初心者さんにも人気があります。
しかし、誰でもできる業種が故に単価はかなり低めです。
稼ぐのには向いていませんが、最初の評価と実績溜めの期間に最適なので是非活用していきましょう。
プロジェクト形式
クラウドソーシングサイトの中でも一番主流な形式です。
募集されている業種は多岐にわたり、多くの継続案件がこの形式で募集されています。
また、募集されている案件に応募する際、自分のアピールができる自己紹介文やポートフォリオ(過去の実績)があると便利です。
自分と契約することで発注者が得られるメリットや、他のワーカーと違う点を示しつつ上手く営業していきましょう。
コンペ形式
名前の通り大会のような形式なので、最終的に採用されるのは1人のみになります。
該当業種はアイコン募集や名称募集、Webサイトのデザインなどが多いです。
業種によって報酬が5万円〜30万円と高額ですが、競争率が高いため収入が安定しづらいと言われています。
安定した収入を稼ぐのには不向きですが、1回で得られる報酬が非常に高いため、コンペだけで生活していくことも可能です。
クラウドソーシングを本業にするメリット・デメリット紹介
クラウドソーシング1本で生活していくのには、いくつかメリットとデメリットを伴います。
一つずつ詳しく解説していくので、これからクラウドソーシングを始めようと考えている方は是非参考にしてみてください。
メリット
クラウドソーシングを本業にするメリットとしては、以下の4点が挙げられます。
- 時間や場所を問わずに働ける
- 通勤、残業、人間関係に悩まなくて良い
- 自分の好きなこと、得意なことで稼げる
- 頑張り次第で収入はいくらでもあげられる
それぞれ詳しくみていきましょう。
時間や場所を問わずに働ける
クラウドソーシングの最大のメリットとしては、やはり時間や場所に縛られない働き方が可能、という点が挙げられます。
疲れたらすぐに休憩できますし、何か急な用事や体調不良などにも対応できます。
育児や家事で忙しいママさん・主婦さんでも、子供が寝ている間や家事の合間に仕事ができるのでとても効率的ですね。
通勤、残業、人間関係に悩まなくて良い
通常の外勤であれば、毎日電車やバスで通勤しなければなりません。
雨の日も風の日も外に出なければならない、というのはとても憂鬱ですよね。
しかし、内勤(在宅勤務)であればそのような心配は一切必要ありません。
残業する必要もなければ、苦手な上司・同僚と一緒に居る必要もないのです。
ストレスが多いこの現代社会の中で、少しでもストレスが軽減できるというのは嬉しいポイントだと言えます。
自分の好きなこと、得意なことで稼げる
クラウドソーシングでは自分の好きなこと・得意なことを仕事にできるので、苦手なことを頑張って習得する必要はありません。
「好きこそ物の上手なれ」というので、働いている途中でも自分のスキルを伸ばすことができます。
また、スキルがなくてもできる業種がたくさん存在するので、特に誇れるスキルがない、という方でも心配無用です。
自分にあった業種選びをしていきましょう。
頑張り次第で収入はいくらでもあげられる
上記で解説したように、クラウドソーシングサイトで募集されている案件の多くは固定報酬制(出来高制)です。
時給制だと収入は安定していますが、裏を返せばそれ以上にはなりません。
最初は月収1万円でも、頑張れば頑張るほど無限に伸びていくので、最終的には30万円近くも目指せるようになっているでしょう。
デメリット
クラウドソーシングを本業にするデメリットとしては、以下の4点が考えられます。
- 収入が安定しない
- 自己管理が大変
- 金銭面・社会的に不利
- 悪質なクライアントに出会う危険性
それぞれ詳しく説明していきます。
収入が安定しない
上記で解説したような固定報酬制の案件の場合、時給ではないため収入の保証がありません。
頑張り次第で稼げる=やった分だけしか稼げない、ということなので、月によって収入の差はどうしても出てしまいます。
継続案件を獲得できていれば大幅に変わることはないので、できるだけ単発ではなく継続案件を狙っていきましょう。
自己管理が大変
在宅で仕事をできるのはメリットでもありますが、同時にデメリットでもあります。
今日は気分が乗らないから仕事をしない、などということを繰り返していると一向に稼げるようにはなりません。
また、アドバイスしてくれる上司・一緒に頑張れる同期がいないので、挫折しやすいと感じる方もいるはずです。
目標を立てるとやる気も湧いてきますし、何より継続しやすくなるので、自分なりに工夫をして頑張りましょう。
金銭面・社会的に不利
クラウドソーシングの場合、一般的に世の中では「自営業」扱いになります。
きちんと安定した収入を稼げていれば構いませんが、不安定な場合はクレジットカードの審査や、ローンの審査に通りづらくなってしまうそうです。
また、残業手当や退職金がないため、給与面でも不利になってしまいます。
貯金などの将来的な安定性も考えつつ、本業にしても問題がないか考えていきましょう。
悪質なクライアントに出会う危険性
クラウドソーシングサイトはSNSでの受注と比べて安全性はかなり高いですが、それでも悪質なクライアントに遭遇してしまう可能性はあります。
しかし、クライアントの正しい見極め方を知っていれば問題ありません。
以下の記事で詳しく解説しているので、お仕事を始める前に確認しておきましょう。
クラウドソーシングだけで生計を立てるためのコツ!
クラウドソーシングだけで生活していくのにはいくつかのコツがあります。
以下のポイントを覚えておくと仕事の進めやすさが格段と上がるはずです。
是非参考にしてみてください。
効率的に稼げる業種選び
上記で「好きなことを仕事にできる」と書きましたが、なんでもいいわけではありません。
タスク形式の簡単案件はスキルを要さないため初心者さんにも人気ですが、稼ぐのには不向きです。
最初はタスク案件だけでも構いませんが、評価と実績が溜められ次第、すぐに継続発注のプロジェクト案件に移った方が良いでしょう。
稼げる業種は以下で紹介していくので、業種選びで悩んでいる方は必見です!
継続は力なり
上記でも軽く解説しましたが、クラウドソーシングは最初から稼げるわけではありません。
その評価と実績溜めの期間は好きでもない仕事を黙々とこなしていかなければならないので、挫折する人が非常に多いです。
稼げないまま諦めてしまうのは勿体ないので、最初に「何ヶ月は続ける!」と目標を立てておきましょう。
何事もこまめに
クラウドソーシングでは、何事もこまめに行っていくことが大切です。
毎日や1週間ごとに確認したい項目としては、以下のような点が挙げられます。
- 発注者との連絡
- プロフィールの更新
- 新着案件のチェック
プロフィールを見て業務を依頼してくれるクライアントの方もいるので、プロフィールは常に最新の情報にしておきましょう。
また、何か資格を習得したり、実績(ポートフォリオ)が増えた際も、更新することが大切です。
補足:クラウドソーシングを本業にする際に知っておきたいこと
クラウドソーシングを本業にする場合は、確定申告や源泉徴収についての知識が必須です。
他にも扶養関係や控除など、税金関係で知っておきたいことはたくさんあります。
本格的に事業を展開していきたい方は、開業届や個人事業主についても把握しておきましょう。
以下の記事で詳しく解説しているので、よければ参考にしてみてください。
クラウドソーシングの中でも稼げる業種TOP3!
クラウドソーシングの中でも最も稼げる業種を3つ紹介していきたいと思います。
上位2つはスキルを要するものですが、3位は誰でも挑戦できる業種なので、是非参考にしてみてください!
1位:エンジニア
エンジニアが1位の理由は、安定かつ高額な収入を稼げるからです。
外勤のエンジニアの平均年収は550万円と、全職種平均と比べて100万円近く高いのが分かります。
(画像引用:CREATIVE VILLAGE SEの年収データ)
業務内容として、Webデザインやプログラミングなど多岐にわたります。
プロジェクト形式とコンペ形式の割合は半分ずつほどですが、どちらも単価はかなり高めです。
案件の具体的な内容にもよりますが、プロジェクトの場合は1万円前後〜10万円、コンペの場合10万円〜が相場と言われています。
継続案件を受注できれば、外勤よりも高い収入を安定して稼ぐことが可能ですよ。
2位:イラストレーター
イラストレーターが2位の理由は、報酬の高さは1位のエンジニアとほぼ同等ですが、安定した収入は稼ぎづらいからです。
イラストやロゴ制作の案件は、プロジェクト形式よりもコンペ形式の方が多く募集されています。
コンペ形式は上記でも述べた通り、一度の報酬は高くても競争率が高いため、収入が不安定になってしまいます。
案件ごとの報酬は10万円前後と高めですが、安定した収入を稼げない業種は本業に適しているとは言えません。
稀にプロジェクト形式でも募集されているので、コンペよりプロジェクトを狙っていきましょう。
3位:ライター
ライターが3位の理由は、1,2位に収入面では劣りますが、継続案件が多く安定した収入を稼ぎやすいからです。
クラウドソーシングだけで生活したい初心者が挑戦するには、最適な業種だと言えるでしょう。
記事の冒頭で紹介したような文字単価・記事単価も、自分のライティングスキルや執筆記事数によってどんどん上がっていきます。
また、ライティングにそこまで高度なスキルは必要ありません。
経験者やプロレベルになってくるとSEOの知識などが必要になりますが、初心者のうちはタイピングさえ出来れば誰でも挑戦可能です。
クラウドソーシングを本業にしたい人向けのサイト伝授!
クラウドソーシングを始めるにあたって、サイト選びはとても重要です。
報酬が極端に低いサイトや、トラブルが頻発しているサイトを利用するのは危険なので避けましょう。
以下のサイトは安全度も知名度も高く、初心者の方に非常におすすめです。
是非参考にしてみてください。
クラウドワークス
(画像引用:クラウドワークス 公式サイト)
国内利用者数NO.1を誇る人気クラウドソーシングサイトです。
業種数、案件数、登録企業数ともに多く、仕事探しのしやすさでは業界TOPだと言えます。
また、案件を選択した際に、単価が相場より低いか高いかが自動的に表示されます。
相場の見極めがわからない初心者の方にとっては嬉しい機能ですね。
クラウドワークスの評判については以下の記事で詳しく解説しているので、是非覗いてみてください。
ランサーズ
(画像引用:ランサーズ 公式サイト)
国内で一番最初に立ち上げられたクラウドソーシングサイトだと言われています。
業種すうや案件数は若干クラウドワークスの方が勝りますが、利用者数や登録企業数はほぼ同等です。
また、官公庁などの政府機関や、数々の大手企業も利用しているため運営の信頼度が非常に高いことが分かります。
ランサーズで10万円稼ぐコツについて以下の記事で詳しく解説しているので、ランサーズの利用を検討している方は必見です。
サグーワークス
(画像引用:サグーワークス 公式サイト)
ライティング案件専門のクラウドソーシングサイトです。
上記でも紹介したように、ライティングは安定した高収入を稼げるため、クラウドソーシングを本業にしたい方に非常におすすめできます。
しかし、ライティング案件の相場としては少し低めなので、最初から高収入を目指したい方はクラウドワークスを利用しましょう。
サグーワークスの評判やメリット・デメリットについては以下の記事に掲載されているので、是非チェックしてみてください。
まとめ
クラウドソーシングを本業にして、生計を立てていくことは可能です。
クラウドソーシングだけで生活していくメリットとデメリットを知った上で、自分にとって一番良い選択肢を考えていきましょう。
また、今回紹介した業種以外にも安定した高収入を稼げる業種は多数存在します。
自分が無理のない範囲で楽しく働ける業種を探すのがおすすめです。
最初から稼げるわけではありませんが、一定の期間継続していれば必ずいつか稼げるようになります。
気になる方はこの機会に是非、今回紹介した3つのクラウドソーシングサイトに登録してみてはいかがでしょうか?
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