「クラウドソーシングの単価相場は?」
「単価の高い案件の多いクラウドソーシングは?」
「クラウドソーシングで単価を上げる方法は?」
などと考えていませんか?
今回は、クラウドソーシングの単価相場や、単価を上げる方法について徹底解説致します!
クラウドソーシングの単価について徹底解説!
クラウドソーシングの仕事の単価は、職種によって異なります。
下記項目では、クラウドソーシングの職種別単価相場について解説致します。
ライティング
下記がライティングの単価相場です。
・記事作成 文字単価0.5円~5円
・メルマガ作成 2万円~4万円
・シナリオ作成 1話あたり5千円~5万円
・リライト※¹ 1万円~5万円
(※¹文章の書き直し作業のこと)
・インタビュー 2円~5円
ライティングは、文章を書く仕事全般のことを指します。
また、ライティングでは、1文字あたりの単価のことを指す文字単価で報酬が提示されることが多いでしょう。
文字単価は、誰でも書ける案件は低く、専門スキルや高い文章力が必要な案件であるほど高い傾向にあります。
アンケート
アンケートの単価相場は、1案件あたり10円~3,000円です。
アンケートの仕事は誰でも手軽に行うことが可能なため、単価相場が他の職種に比べて非常に低いのが特徴です。
しかし、誰でもコツコツ仕事を行えば、誰でも月に数万円稼げる職種でもあります。
デザイン
下記がデザインの仕事の単価相場です。
・ロゴ作成 2万円~8.5万円
・イラスト作成 3万円~5万円
・キャラクターデザイン 3万円~5万円
・LINEスタンプ 3ポーズあたり2万円~8.5万円
・チラシ作成 6.25万円~10.65万円
・名刺作成 1~5万円
・Webデザイン※² 6ページあたり15万円~20万円
(※² ホームページやメディアサイトのデザインのこと)
デザインの仕事は、他の職種に比べて単価が高い傾向にあります。
ただ、案件の半数以上がコンペ方式のため、確実に報酬が貰えるとは限らないのが実情です。
しかし、コンペ方式の仕事で実績を積めば、クライアントから確実に報酬が貰える直接依頼を受注することも可能でしょう。
プログラミング
下記がプログラミングの単価相場です。
・Webシステム開発※³ 時給3,500円~7,000円
(※³ ネット環境さえあれば誰でも利用できるシステムのこと。例としてAmazonやネット銀行などがあげられる)
・業務システム開発※⁴ 2万円~80万円
(※⁴ 業務を効率的に行うためのシステムのこと。例として社内SNSや在庫管理ツールなどがあげられる)
・iPhoneやiPadのアプリ開発 30万円~200万円
・Windowsアプリ開発 7万円~30万円
プログラミングの仕事は、専門スキルを要するため単価の高い案件がとても多いです。
また、現在エンジニアは人手不足であるのも単価が高い要因の1つとなっています。
データ入力
下記がデータ入力の単価相場です。
・データ収集 100件あたり1,000円~1万円
・データ入力 文字単価0.1円~1円
・音声データの文字起こし 1分あたり90円~260円
データ入力は、パソコンさえあれば、誰でもできる仕事のため単価が低いのが特徴です。
しかし、タイピング速度が速い人や事務作業が得意な人は、高報酬を得やすい職種と言えるでしょう。
仕事を受注する前に知っておくべきクラウドソーシングの単価事情
クラウドソーシングで仕事を受注する前に下記のことを知っておく必要があります。
・単価の高いクラウドソーシング
・初心者は単価相場よりも低い案件から始めるべき理由
・クラウドソーシングに単価相場より低い案件の方が多い理由
・不自然に単価が高い仕事を受注してはいけない
なぜなら、単価事情を知らずにクラウドソーシングを利用すると、悪徳なクライアントに搾取されてしまう可能性が高いからです。
単価の高い案件の多いクラウドソーシングは?
単価の高い案件の多いクラウドソーシングとしてランサーズとクラウドワークスがあげられます。
ランサーズ
ランサーズは、案件数が160万件を超える総合型のクラウドソーシングサービスです。
専門スキルを要する案件を発注するクライアントが多いため、高単価な案件が多数存在します。
また、ヒヤリング済みの高単価案件を受注者に紹介する「ランサーズプロ」というサービスがあるのも魅力です。
実際、「ランサーズプロ」のサービスを利用して、月額40万円を得た受注者の方も存在します。
たまたまLancers Proを知ったので「とりあえずこれもやっておくか」くらいの気持ちで登録しました。
自分を売り込むのに必死だったのもあり、最初のレジュメ作成と面談はちょっと手間と時間がかかりましたが、紹介してもらった案件がなんと月額40万円!その後も継続発注をくださる常連様のおかげで自信もつき、今はフリーランス一本で、営業活動することなく働けています。
クラウドワークス
クラウドワークスは、案件数が300万件を超える総合型のクラウドソーシングサービスです。
クラウドソーシングサービスの中では最大級の案件数を誇るため、高単価な案件も多数存在します。
また、クラウドワークスにはプロクラウドワーカー制度が存在するのも特徴です。
プロクラウドワーカー制度とは、下記の条件を満たした人が仕事能力の高い人の集まりプロクラウドワーカーの一員になれるという制度です。
プロクラウドワーカーになると、高単価な案件を優先して紹介してもらえるため、月間契約額が平均19%、契約単価が約42%アップします。
実際、プロクラウドワーカーになり月収40万円を超えた人も存在します。
プロクラウドワーカー認定後に高単価の案件を獲得できるようになり、月収40万を達成しました。
初心者は単価相場よりも低い案件から始めるのがおすすめ
初心者は、単価相場よりも低い案件から始めるのがおすすめです。
理由として、下記のことがあげられます。
・単価相場以下の案件は、競争率が低い
・初心者向けの案件が多い
まず、単価相場以下の仕事は、競争率が低い場合が多いです。
なぜなら、ほとんどの受注者は、相場内もしくは相場以上の高い報酬を貰いながら仕事をしたいと考えているからです。
ちなみに、クラウドソーシングで、単価相場内の仕事は競争率が高く、初心者が応募しても通らないことがほとんどです。
また、もしも自分がクライアントの立場であったら、実績やスキルのある人の応募も多数ある中で、わざわざスキルの無い初心者を選ぼうとは思いませんよね。
上記の理由から、単価相場以下の仕事は、初心者でも受注しやすいと言えるでしょう。
さらに、単価相場以下の仕事は報酬が低い分、マニュアルが完備されていたり、クライアントから丁寧な添削を受けられたりする初心者向け案件も多いです。
従って、単価の低い初心者向けの案件は、報酬が少ない分マニュアルやクライアントの添削を通してスキルアップできる可能性が高いと言えます。
よって、初心者は単価相場以下の仕事の仕事から始めて実績を積み、徐々に単価の高い仕事を受注していくのがおすすめです。
クラウドソーシングに相場よりも低い単価の案件の方が多い理由は?
クラウドソーシングサイトに掲載されている案件の内、半数以上は相場以下の単価の仕事です。
理由として、下記の物があげられます。
・なるべく受注者に支払う報酬を抑えたいから
・クライアントが単価相場を分かっていない
・クライアントが受注者の実力を見るために低単価で発注している
まず、相場よりも低い単価の案件が多い理由として、受注者に支払う報酬を抑えたいクライアントが多いことがあげられます。
クラウドソーシングは、原則18歳以上であったら誰でも始められるため、多くのユーザーが利用しています。
上記の理由から、単価相場よりもはるかに低い案件を依頼しても、誰かやってくれる人が現れるはずと考えているクライアントも多いのです。
また、クライアントの中には初めて仕事を発注するため、相場がよく分からず単価を相場以下に設定してしまっている方もいらっしゃいます。
ただ、上記のクライアントの場合は、受注者から「相場を考えると、報酬は○○円くらいが妥当では?」と提案してみると、単価が上がる可能性があるでしょう。
さらに、「低単価の案件を発注して、良い受注者が見つかれば高単価な直接依頼をする。」というクライアントも存在します。
なぜなら、クラウドソーシングは誰でも始められるため、中には下記のような悪質な受注者も存在するからです。
・報酬に見合わない低クオリティの仕事しかできない
・納品が完了していないのに途中で連絡が取れなくなる
以上より、クラウドソーシングで単価の低い案件の方が多いのは、クライアントの様々な思惑や事情があるからと言えるでしょう。
不自然に単価が高い案件は受注してはいけない!
クラウドソーシングの、誰でもできそうな簡単な仕事なのに不自然に単価が高い案件は、受注しないことをおすすめします。
何故ならば、不自然に高単価な案件は、下記のような地雷案件である可能性が高いからです。
内容が不明瞭であるにも関わらず、1ヶ月○○万円稼げますと高報酬を謳う案件に応募すると、下記のような流れで、マルチ商法やネズミ講に誘導されることが多いです。
①クライアントから簡単なアンケートと称してLINEやメールアドレスなど、クラウドソーシング外の連絡先を聞かれる
②教えた連絡先でマルチ商法やネズミ講に誘導される
ただ、マルチ商法やネズミ講は、クラウドソーシングでは禁止されている行為です。
上記の理由から、万が一上記の案件によってトラブルに巻きこまれそうになった場合は、ほとんどの場合運営に通報すれば解決します。
また、高単価な報酬を提示したにも関わらず、最初の仕事はテスト案件のため無報酬と言って報酬を支払わないクライアントも存在します。
さらに、無報酬でテスト案件を強要するクライアントは、納品したら連絡が取れなくなるか、成果物に難癖をつけて不合格することがほとんどです。
上記のトラブルに巻き込まれないためにも、不自然に単価の高い案件は受注しないことをおすすめします。
クラウドソーシングで単価を上げる方法は?
クラウドソーシングの仕事の報酬単価を上げるためには、下記の方法が有効です。
・専門スキルを身につける
・プロフィールを充実させて直接依頼を狙う
・クライアントに直接単価アップ交渉を持ちかける
専門スキルを身に着ける
専門スキルを身につけると,高単価な案件を受注できる可能性が上がります。
なぜなら、専門スキルを持っている人に、高クオリティな仕事を納品してくることを見込んで高単価な案件を
依頼するクライアントが多いからです。
例えば、「弁護士の依頼方法についての記事を4000文字程度で書いて下さい。」という案件を発注するとします。
もしもクラウドソーシング上に、弁護士とライターとしての専門スキルがある人が存在した場合、高単価な報酬を提示されたとしても、上記の人に依頼しますよね。
上記の理由から、専門スキルを身につけることは、単価を上げることに繋がるでしょう。
プロフィールを充実させて直接依頼を狙う
プロフィールを充実させると、クライアントから高単価な直接依頼を貰える可能性が高まります。
理由として、高単価な案件を依頼するクライアントは、受注者のプロフィールを見て直接依頼する人が多いことがあげられます。
高単価な案件を公募すると、レベルがバラバラの受注者が多数応募してくるため、仕事を依頼する受注者を選ぶのにかなりの手間がかかります。
上記の理由から、高単価な案件の発注を考えているクライアントは、受注者のプロフィールを見て、スキルと実績のある人を探すことが多いのです。
従って、クラウドソーシングでは、下記の事項を盛り込んだ魅力的なプロフィールを作成して、高単価な直接依頼を狙いましょう。
・自分が持っているスキル
・今までの実績
・経験したこと
・ポートフォリオ(自分の実績を伝える作品集)
クライアントに直接単価アップ交渉を申し出る
継続して同じクライアントから、案件を受注している場合、単価アップ交渉をすると単価を引き上げてくれる可能性があります。
なぜなら、クライアントの中には、受注者の仕事のクオリティに見合った報酬を払いたいと考えている方も多いからです。
また、単価アップ交渉は単価以上のクオリティの仕事ができるようになってきたタイミングで行うのがおすすめです。
実際、自分がクライアントの立場にあった時、単価に見合った仕事しかできない人に、単価アップ交渉を持ちかけられても断る方が多いでしょう。
以上より、交渉を行う際は、タイミングを見計らい、極力丁寧で謙虚な姿勢を心がけることが重要です。
まとめ
今回は、クラウドソーシングの単価相場や、受注する仕事の単価を上げる方法について解説致しました。
下記が今回の記事のポイントです。
・クラウドソーシングは職種によって単価相場が異なる
・初心者は単価の低い案件から始めるのがおすすめ
・クラウドソーシングの単価は工夫次第であげられる
クラウドソーシングの単価について気になっている方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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