「クラウドワークスで代理購入の案件を受けてしまったけど、大丈夫?」
「代理購入ってそもそもどういったもの?」
上記のような疑問をお持ちではないでしょうか。
そこで当記事では、クラウドワークスの代理購入案件が大丈夫なものなのか、そして代理購入がどういうものなのかという点について、徹底解説していきます。
代理購入案件について悩んでいる場合は、当記事を参考にしてもらえらばと思います!
クラウドワークスの代理購入は危険である!
クラウドワークスで仕事を探しているとよくに見かける「代理購入」という仕事。
簡単に説明すると、クライアントの代わりに商品を購入し、クライアントに送付するというものです。
果たして代理購入は安全な仕事なのか、ここでは紹介していきます。
代理購入はそもそもクラウドワークスの利用規約違反
結論から述べますと、代理購入は危険です。
というのも、代理購入はクラウドワークスの規約違反だから。
クラウドワークスは下記のように規約を定めています。
本サービスの利用者が、以下に定める行為を行うことを禁止します。
(中略)
(16) 報酬確定前に商品・サービス等の購入が必要な業務を依頼する行為、または業務を開始する行為。
上記のよう、クラウドワークスでは報酬が確定する前に、ワーカー側に金銭の支払いや商品の購入が発生する案件は規約違反となっているのです。
ちなみに仕事を発注するのも規約違反ですし、業務を開始するのも規約違反です。
すなわち、いかなる理由があっても契約して報酬が支払われるまでに、外部のサイトで商品を購入したり、支払いをしたりする”代理購入”案件は、受けてはいけないものということになります。
当記事をご覧になっているということは、代理購入案件のスカウトが来て困っている、あるいは受けてしまったという場合がほとんどだと思います。
そこで次はスカウトが来た場合、そして案件を受けてしまった場合の対処法について、述べていきましょう。
代理購入のスカウトが来た場合の対処法
代理購入のスカウトが来た場合の対処法をお伝えいたします。
まずするべきことは、スカウトを絶対に承諾しないことです。
スカウトに承諾して案件を受け、業務を開始するとその時点で規約違反ですのでご注意ください。
対処法としては、基本的に代理購入のスカウト案件だとわかった時点で、スカウトを無視するか通報するという対応をしましょう。
通報は下記のような業務詳細の画面から行えます。
ちなみに、利用規約に違反するかどうかの判断や対応結果については、個別の回答・返信をクラウドワークス側からすることはないのでご注意ください。
代理購入を受けてしまった場合の対処法
代理購入案件を受けてしまった場合についての対処法もお伝えします。
まず業務を開始している場合はすぐに業務を停止しましょう。
代理購入はクライアントはもちろん規約違反ですが、業務を開始してしまうとワーカーも規約違反となります。
契約の途中終了リクエストを送信した後、先ほど説明した方法で通報しましょう。
この時、悪質なクライアントである場合は下記のように脅してくる場合があります。
「規約のどこに抵触しているのか不明」「あなたをブラックリストとして情報提供する(原文ママ)」「ここまで注文した商品を送れ」
これらの行為も規約違反ですので、合わせてクラウドワークス運営事務局に報告しましょう。
上記の形で業務の途中終了リクエストを送信すると、報復行為として低評価を付けられる場合がありますが、受け入れるしかありません。
そもそも規約違反(あるいは法律違反)行為に、少しでも手を貸してしまったことは事実ですので、しっかり受け入れて対処しましょう。
また、クラウドワークスでの手続きは上記で済みますが、代理購入をした先方のショップ、販売店にも代理購入をしてしまった旨を報告した方が良い場合もあります。
というのも代理購入の内容によっては、商品を販売しているお店を騙す詐欺行為である可能性があるから。
「自分が詐欺に関わってしまった」と落ち込む気持ちもわかりますが、何よりもケアするべきは被害を受けたショップです。
なるべく迅速に報告、対応するようにしましょう。
ここまでを一旦まとめると下記のようになります。
・スカウトが来たら違反報告をする
・案件を受けてしまった場合は途中終了と違反報告をする
クラウドワークスの代理購入とは具体的にどういうものか?
代理購入の対処法を説明しました。
しかし、まだ代理購入の詳細がわからないという場合もあるでしょう。
そこで次は「代理購入とはなんぞや」また「代理購入の仕組み」についてご紹介していきます。
代理購入とはどういう意味か?
まずは代理購入とはどういう意味か?という点を説明していきます。
その名の通り、「クライアントの代わり(代理)に商品を購入する」というのが代理購入です。
代理購入では多くの場合、商品を購入した後クライアントに商品の支払い用紙を送付する、といった内容の業務となっており、一件で数百円の報酬を得られます。
代理購入の例:サプリメントの定期購入
代理購入を理解しやすくするために例として「サプリメントの定期購入」をご紹介します。
とあるサプリメント「A」があったとします。
Aは初回限定価格として500円で一ヶ月分のサプリメントを手に入れることができますが、そのためには定期購入に申し込む必要があります。
この案件に対し、クライアントがワーカーにAを定期購入させ、受け取った商品をクライアントに送るよう注文するのが代理購入です。
その後、定期購入を断るようにワーカーに発注することが多いのも、代理購入の実態です。
代理購入の仕組み
しかし代理購入などという行為をワーカーに発注する理由がわからないですよね。
クライアントにメリットがないようにも思えます。
しかし、代理購入には巧妙な仕組みがあり、仕組みを利用することでクライアントは利益を得ているのです。
最も一般的な代理購入の仕組みは、アフィリエイト報酬の不正取得が挙げられます。
少し複雑に見えますが、ようは商品を紹介して販売することで、広告費を受け取れる、といった仕組みです。
代理購入に話を戻します。
例えばサプリメントAの定期購入のアフィリエイト報酬が3000円だったとしましょう。
クライアントは、ワーカーにアフィリエイトリンクを踏ませて商品を購入させることで、3000円を受け取れます。
その後、ワーカーに商品代金と業務の報酬合わせて1000円を支払います。
するとクライアントの手元に2000円が残りますよね。
アフィリエイトの仕組みを逆手に取って、報酬を巻き上げるのが一般的な代理購入の仕組みです。
代理購入は詐欺行為の場合が多い
上記のような仕組みの代理購入では、基本的に詐欺行為が横行しています。
アフィリエイト報酬を不正に得ることはもちろん、ワーカーから商品を巻き上げて報酬を支払わない場合もあるので注意してください。
詐欺行為に発展する代理購入は絶対に関わってはいけない案件です。
しかし、現状クラウドワークスには代理購入案件がしばしば見られます。
クラウドワークスの運営事務局も代理購入をはじめとした、悪質案件の根絶に尽力していますが、まだまだ追いついていません。
ワーカーの積極的な協力が必要となりますので、悪質案件を見つけたら、積極的に違反報告するようにしましょう。
代理購入について下記のようにまとめました。
・代理購入は、単純な詐欺orアフィリエイト報酬の不正取得を目的としている場合が多い
・代理購入は詐欺行為に加担してしまう場合もあるので、絶対に関わってはいけない
クラウドワークスにはびこる代理購入案件。
よりよい仕事ができる環境になるよう、可能な限り通報をしていき、代理購入を根絶しましょう。
クラウドワークスで悪質な代理購入の案件を見分ける方法
代理購入についての知ってもらったところで、次は「どうやったら代理購入を見分けられるの?」という疑問にお答えしていこうと思います。
大まかに下記のような基準で案件を見極めると良いです。
- クライアントの募集実績とレビューを確認する
- 外部のサイトへ誘導する案件だとNG
- 一時的にでもワーカーがお金を支払う案件だとNG
- 個人情報を聞き出そうとする案件だとNG
- 「高単価」などの煽り文句を使っている場合もNG
- 買付代行アルバイトや梱包、転送、着払いなどにも注意する
1つずつ説明していきましょう。
クライアントの募集実績とレビューを確認する
最優先はクライアントの募集実績とレビューの確認です。
募集実績とレビューは下記のように表示されます。
実績が多く、レビューが高評価なクライアントは信頼できるので、安心してください。
一方で実績がほとんどなく、評価もよくないクライアントは危険なので、スカウトを受けたり応募したりしないようにしましょう。
というのも、詐欺行為に近い代理購入を繰り返していると、レビューが当然悪くなるからです。
募集実績が少ないのも、アカウントを何度も作り替えている可能性があるため、実績が少ないクライアントは信頼できません。
代理購入案件か怪しいと思った場合は、まずクライアントの募集実績とレビューを確認しましょう。
外部のサイトへ誘導する案件だとNG
外部のサイトへ誘導する行為も規約違反なので、注意してください。
利用規約には下記のように記載されています。
本サービスの利用者が、以下に定める行為を行うことを禁止します。
(中略)
(23) 外部サービスの宣伝や登録、メールマガジンへの登録、アフィリエイトなど、本サービスの趣旨とは異なる目的の業務を依頼する行為、または業務を開始する行為。
外部サイトだけでなく、メルマガの登録やアフィリエイトリンクを踏ませる行為等、もれなく規約違反であることがわかりますよね。
これらの行為をさせるような案件は危険ですので、注意してください。
一時的にでもワーカーがお金を支払う案件だとNG
また、先ほど説明しましたが、ワーカーが一時的にでもお金を支払う案件は規約違反です。
後から報酬で支払うから、などと言われても対応しないようにしましょう。
悪質なクライアントですと、後ほど報酬を払うという行為もせず、そのまま姿をくらますこともあります。
お金を失わないよう、気をつけましょう。
個人情報を聞き出そうとする案件だとNG
また、代理購入にありがちなのが個人情報を聞き出そうとする案件です。
クレジットカードの暗証番号や、住所を入力する案件には注意してください。
情報を奪われてクレジットカード詐欺に会うことや、不要なメルマガが届くこともあります。
不用意に情報を渡さないよう、自衛するようにしてくださいね。
「高単価」などの煽り文句を使っている場合もNG
代理購入に限ったことではありませんが、「高単価」などと煽り文句を使う案件も危険です。
中には弁護士や医師といった、「資格がないとできない高単価の仕事」を応募していることもあり、そういった場合は、高単価といった文句を使っていても安心してください。
問題は「誰でもできる」「簡単」などと一緒に「高単価」が使われている場合です。
基本的に簡単な仕事は単価が安いのが当然。
しかし、簡単な仕事で高単価と言われているのは、なんらかの理由があるからと思ってください。
一番多いのは何らかの詐欺行為に加担する案件です。
代理購入を含め危険な仕事の募集には、「簡単」「誰でも」と「高単価」が合わせて使われていることが多いので、注意してみてください。
買い付け代行アルバイトや梱包、転送、着払いなどに注意する
最後に注意するべき点は、代理購入の言い換えの言葉について。
買い付け代行アルバイト、梱包作業、転送するだけ、着払いで…といった文言は危険なので気をつけましょう。
悪質なクライアントは代理購入ということを巧妙に隠して、仕事を募集しているので、引っかかってしまうことが多々あります。
先ほども説明しましたが、規約上では代理購入はワーカーも規約違反となります。
なんらかのペナルティを科される場合もありますので、細心の注意を払いましょう。
クラウドワークスで代理購入案件を見極める基準をおさらいしましょう。
- クライアントの募集実績とレビューを確認する
- 外部のサイトへ誘導する案件だとNG
- 一時的にでもワーカーがお金を支払う案件だとNG
- 個人情報を聞き出そうとする案件だとNG
- 「高単価」などの煽り文句を使っている場合もNG
- 買付代行アルバイトや梱包、転送、着払いなどにも注意する
上記の点に注意して、悪質案件を回避してくださいね。
クラウドワークス以外のサイトで、代理購入を回避する方法
クラウドワークス以外のサイトで代理購入を回避する方法をご紹介していきます。
というのも、代理購入はクラウドワークスだけの問題ではないから。
下記2サイトでの対処法をご紹介します。
- ランサーズ
- Bizseek
ランサーズ
まずランサーズについてです。
ランサーズで見るべきはクライアントの「発注率」と「評価」です。
クラウドワークスと同様、クライアントの評価からおおよそ信頼できるクライアントかどうか、判断できます。
発注率が低い場合、「提案してもクライアントが発注しない」ということが起こる可能性があるのです。
そして評価の内容もよく確認しましょう。
評価であまりにもひどい内容が書かれている場合は、契約を見送ってください。
Bizseek
次はBizseekです。
Bizseekはシステム手数料が非常に安い人気のクラウドソーシングサイトですが、Bizseekにも代理購入の案件が数多く募集されています。
Bizseekでも悪質クライアントの見極め方はクラウドワークス、ランサーズと同様で、募集実績と評価を確認しましょう。
クライアントの詳細画面に行くと下記のように実績と評価を確認できます。
この時、実績が少ないor評価が著しく低いクライアントは信頼できませんので注意してください。
補足:本当に安全な代理購入の仕事とは?
最後に本当に安全な代理購入の仕事についてご紹介しておこうと思います。
下記3つのサービスを利用してみてください。
- 『Uber Eats(ウーバーイーツ)』
- 『Twidy(ツイディ)』
- 『CrowdCare(クラウドケア)』
1つずつ説明しましょう。
『Uber Eats(ウーバーイーツ)』
まず紹介するのは『Uber Eats(ウーバーイーツ)』です。
最近よく目にする代理購入のスタイル。
配車サービス「Uber」を利用した料理宅配サービスです。
アプリで簡単に料理のデリバリーの注文ができることから、都市部を中心に流行しています。
Uber Eatsでの配達パートナーは、好きなタイミングで仕事ができるという点がメリット。
空き時間に軽く働く、移動時に利用するといった方法で利用が可能です。
Uber Eatsでは基本的に公式アプリを介してお金と料理のやりとりをするので、金銭が支払われないといったトラブルが起こりにくいのです。
もしトラブルが起きても、Uber Eatsがしっかり対応してくれるため、安心です。
『Twidy(ツイディ)』
『Twidy(ツイディ)』はダブルフロンティアが運営する買い物代行サービスです。
東京しか対応していませんが、普及が楽しみな買い物代行サービスの1つ。
基本的な使い方はUber Eatsに似ています。
忙しいママさんにとっては非常にありがたいサービスではないでしょうか。
『CrowdCare(クラウドケア)』
最後にご紹介するのは『CrowdCare(クラウドケア)』です。
CrowdCareは訪問介護のサービス。
業務内容に障害者や高齢者で買い物にいけない人の代わりに、買い物を代行するというサービスが存在します。
こちらも安心して利用できる買い物代行といえます。
現在関東しか対応しておりませんが、対応可能エリアにお住まいでしたら、ぜひ利用してみることをおすすめします。
3つの安心して利用できる買い物代行サービスをご紹介しました。
まとめると下記のようになります。
- 『Uber Eats(ウーバーイーツ)』:宅配料理専門の買い物代行サービス
- 『Twidy(ツイディ)』:主婦の手助けとなる買い物代行サービス
- 『CrowdCare(クラウドケア)』:訪問介護の買い物代行サービス
気になるサービスがございましたら利用してみてください!
まとめ
以上、クラウドワークスにおける代理購入についてのお話でした。
結論をおさらいすると、クラウドワークスの代理購入案件は規約違反で、危険です。
クライアントもワーカーも規約違反になる可能性がありますので要注意!
違反にならないためにも、しっかりと代理購入案件を見極められるようになってください。
見極める基準は下記です。
- クライアントの募集実績とレビューを確認する
- 外部のサイトへ誘導する案件だとNG
- 一時的にでもワーカーがお金を支払う案件だとNG
- 個人情報を聞き出そうとする案件だとNG
- 「高単価」などの煽り文句を使っている場合もNG
- 買付代行アルバイトや梱包、転送、着払いなどにも注意する
また、クラウドワークスだけでなく、ランサーズやBizseekといった他のクラウドソーシングサイトでも代理購入案件は大量にあるので、注意してくださいね。
適切な仕事で、安心して稼ぐようにしましょう。
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