「クラウドソーシングの時給はどれくらい?」
「クラウドソーシングの時給を上げる方法を知りたい」
「クラウドソーシングの中でも時給が高い仕事に就きたい」
この記事をご覧になっている方はこのようなことを考えているのではないでしょうか?
そこで今回は、クラウドソーシングの時給や時給のあげ方について徹底的に調査してみました。
是非参考にしていただけると幸いです。
クラウドソーシングの時給は平均500円!ただし能力次第で3,000円以上も可能
クラウドソーシング内での平均時給はおおよそ500円程度です。
500円と聞くと普通のアルバイトの半分もない計算なので、「クラウドソーシングってそんなに稼げないの?」と驚かれた方も多いと思います。
そして、能力次第で3,000円以上も可能、とはどういうことなのでしょうか?
以下で詳しく解説していきます。
時給制のものもあるがほとんどが出来高制
そもそも、クラウドソーシングは時給制ではありません。
ほとんどの案件が出来高制で応募されているため1時間何円、という金額は決められていないのです。
時給制のお仕事も応募されていますが、事務系などの業種に限られています。
また、発注者さんにとってはアプリを使用して管理するのは面倒なので、時給ではなく出来高制で募集する方が楽だというのも理由の一つでしょう。
クラウドワークスではCWタイムカードを利用して管理する
クラウドワークスというクラウドソーシングサイトでは「CWタイムカード」というアプリを使用して管理します。
【時間単価制】
時間単価制は、実際にメンバー(受注者)が稼働した時間に応じて、
報酬を時給でお支払いただく方式になります。
※必ずクラウドワークスの提供するタイムカードアプリを利用する必要があります。メンバーに支払われる報酬金額は、
タイムカードでつけた稼働時間×設定された時間単価で確定します。自動的に毎週継続していくため、契約を終了する際には、
契約終了リクエストを送信する必要があります。
※報酬確定のタイミングは、毎週稼働した週の翌金曜日となります。毎月または毎週継続的に発生するような定期的なウェブ更新や、
メンテナンスなどに適しています。
引用:CW 良くある質問 時間単価制と固定報酬制の違いについて
上記のタイムカードアプリでは仕事をしている間、複数回スクリーンショットが撮られたり、キーボードのクリック回数などが記録されるそうです。
「監視されているようで嫌だ」という声も聞きますが、このアプリを使用しない限り時給制のお仕事はできないルールになっています。
在宅で時給制のお仕事をするくらいであれば普通にアルバイトをした方が効率も良さそうです。
時給換算で計算することは可能
では、ネット上で言われているクラウドソーシングの時給、とは一体何なのでしょうか?
出来高制では時間給が決まっておらず、やった仕事量に応じて支払われる仕組みだと先ほど説明いたしましたが、その報酬÷作業時間=時給換算です。
例えば、一件5,000円のお仕事を5時間かけて終わらせれば時給換算は1,000ですし、はたまた10時間もかかってしまえば時給換算は500円になります。
上記でお伝えした平均時給500円、とはこの時給換算の平均が500円前後、ということです。
要するに、自分のスキルや作業時間に応じて時給はいくらでも上がり下がりする、ということになります。
スキルが上がれば高単価の案件が獲得できるようになってきますし、作業自体も慣れればどんどん短縮できるでしょう。
「より高単価の仕事をより短時間でこなす」ようにしていけば半年後には時給3,000円以上に到達しているはずです。
以下でもっと詳しいお仕事の手順について説明していくので気になる方は参考にしてみてください。
出来高制のクラウドソーシングVS時給制のバイト
頑張り次第で時給UPはできるとしても、時給制のバイトには勝てないのでは?と思ってしまう方も多いはずです。
では実際、出来高制のクラウドソーシングと時給制のバイト、果たしてどちらの方が稼げるのでしょうか?
クラウドソーシングのメリット・デメリットを解説しつつ、どちらの方が稼げるのか検証していきたいと思います。
クラウドソーシングのメリット
まず、クラウドソーシングのメリットとしては以下の4つのようなものが挙げられるでしょう。
・バイトでは身につかないスキルが身につく
・将来自立できる
・場所、時間を問わずに働ける
・頑張り次第で時給UPはいくらでも可能!
まず一つ、普通のレジ打ちなどのバイトでは身につかない、1人で仕事をしていくスキルが身につきます。
業種にもよりますが、クラウドソーシングで身についたスキルは就職などでも大いに役立つでしょう。
いずれ自立してフリーランスで活躍できるようになることもあります。
そして、時間や場所を問わずに好きな時に好きなところで働けるのも嬉しいポイントです。
毎日職場まで通勤する必要もないですし、シフトに縛られる必要もありません。
また、昇給制度があるバイトも最近増えつつありますが、その分責任や業務内容が増えてしまいがちです。
クラウドソーシングでは自分の頑張りが直に時給換算に反映されていくので、自分のスキルが数値化されているようで非常にやりがいがあります。
クラウドソーシングのデメリット
反対に、クラウドソーシングのデメリットとしては以下のような4つが挙げられます。
・最初は低時給
・アドバイスしてくれる同僚や上司がいない
・自己管理が必要
・悪質なクライアントに出会う危険性がある
上記でも解説しましたが、クラウドソーシングの時給換算は努力次第で上げることも可能ですが、同時に最初はとてつもなく低いでしょう。
仕事を始めたばかりの頃は時給換算200円〜300円が妥当なところです。
2〜3ヶ月経つと安定してくるようになりますが、それまでの期間はモチベーションがキープしづらく、その期間にやめてしまう人がとても多いのが現状です。
最初はバイト方が何倍も高いですが、半年経つ頃には時給換算3,000円も可能な域に達しているはずなので、まずは半年間頑張りましょう。
また、何かを教えてくれたり助けてくれる人がいないのが辛いと感じるケースも多々あります。
発注者に質問したり助けを求めることはもちろん可能ですが、忙しくて対応してもらえない時は1人で解決しなければなりません。
仕事が辛くてやりたくない時でも自分で自分を律して頑張らないといけないので、自己管理も慣れるまではかなり大変です。
そして、悪質なクライアントさんに出くわしてしまうことが一番危ない点でしょう。
特に初心者さんは騙されやすい傾向があるので、発注者さんの見極め方をしっかりと知っていることが大切です。
以下のサイトでクライアントさんの見極め方を解説しているので参考にしてみてください。
結果:クラウドソーシングの方が稼げる!
最初の2〜3ヶ月はバイトの方が何倍も稼げますが、軌道に乗るまで我慢して続ければ時給換算1,000円はすぐに超えられます。
クラウドソーシングはデメリットもありますが自己管理は慣れてしまえば楽ですし、悪質なクライアントさんも見極め方を知っていれば大丈夫です。
とても効率的な稼ぎ方なので、バイトをしようかクラウドソーシングをしようか迷っている方は是非参考にしてみてください。
クラウドソーシングの業種別で時給換算を徹底調査!
おおよその業種ごとの時給換算が気になる方も多いと思うので、計算してみました。
どのお仕事をしようか迷っている方は是非参考にどうぞ!
簡単作業/タスク系
アンケート、文字起こし、データ入力等の簡単作業です。
タスク案件なので初心者さんに非常に人気がありますが、時給換算は平均100円〜1,000円前後でしょう。
・100円の報酬のアンケートを30分かけてやると時給200円
・1,000円の報酬の文字起こし(10分間)を1時間かけてやると時給1,000円
もちろんただの例に過ぎませんが、このような簡単作業系は単価も安く、続けていても自分のスキルにならないのでおすすめしません。
隙間時間のお小遣い稼ぎや、初心者さんの実績/評価貯めには最適です。
ライティング系
本の執筆、ブログ記事作成、翻訳などのお仕事です。
ライティング系には文字単価、というものがあり1文字何円と決まられていることが多いですが、相場は自分のスキルによって大きく変わります。
・初心者=文字単価0.1円以下〜0.3円
・中級者(経験者)=文字単価0.5円〜1円
・上級者(プロ)=文字単価1円〜10円
例えば初心者さんが文字単価0.1円/2,000文字の記事を書いたら報酬は200円ですが、2,000文字の記事を書くには1〜2時間かかるので時給は100円です。
しかし、ある程度の経験を積んでいくと、文字単価0.5円〜1円/5,000文字程度の案件が増えてきます。
1記事あたりの報酬は2,500円〜5,000円程度ですが、5,000文字の記事を書くのには平均5時間〜10時間ほどかかると言われています。
5時間で執筆できてしまえば時給は1,000円ですが、10時間もかかれば半分の時給500円にしかなりません。
そして、上級者レベル(プロ)になると、文字単価1〜3円、専門知識が必要な案件だとそれ以上も可能です。
このような難しい案件では文字数もその分多くなる傾向があるので5,000文字〜10,000文字だとしても、1記事で5,000円〜30,000円稼げる計算になります。
10,000文字を超える記事だと1日で執筆するのは難しいですが、10,000文字以内であれば1日で書き上げられてしまうことが多いです。
日給10,000円とすると、普通のバイトよりも効率が良いように感じるでしょう。
IT系
WEB制作、プログラミングなどのエンジニア系のお仕事です。
エンジニアはクラウドソーシングではなく普通の企業でも年収がかなり高く、フリーランスだと年収1,000万越えも可能なお仕事だと言われています。
その分求められているスキルも非常に高く専門知識が必要ですが、一度勉強してしまえば比較的楽に進められる仕事だそうです。
WEB制作やアプリ開発の案件は10万円〜30万円前後とかなり高めです。
制作にかかる日数が1ヶ月だとしても1ヶ月に1〜2件案件が獲得できれば生活していける計算なので時給換算にするとかなり高いと思われます。
初心者さんは最初は10,000円前後の比較的低単価で、求められている技術がそこまで高くない簡単な案件を選ぶのがお勧めです。
いずれ高時給が狙える業種BEST3
初心者のうちはそうでなくとも、プロレベルになるとクラウドソーシング1本で生活していける高収入の業種を紹介していきたいと思います。
スキルが必要なものほど報酬も高い傾向にあるので、初心者のうちからスキルを習得していきましょう。
3位:ライティング・翻訳
上記で紹介した業種の一つです。
文字単価で自分のレベルが数値化されているように感じるので、どんどん上がっていくのを見ると楽しいと感じるでしょう。
案件自体の報酬はそこまで高くありませんが、継続して受注していくことでこの中だと一番安定した収入を稼げる業種だと思います。
また、IT系などと比べると勉強する事も少ないので初心者さんでも始めやすい、というのも嬉しいポイントです。
中には【初心者歓迎】などと書かれた、ライティングを教えてくれる案件も存在するのでそのような案件を狙っていきましょう。
いずれ文字単価が1円以上になると、月10万円を稼ぐことはたやすくなります。
2位:イラスト・ロゴ作成
上記では触れていませんが、イラスト系のお仕事も高収入を狙えるお仕事の一つです。
イラスト系のお仕事は他の業種と違い、コンペ形式で募集されることが多いので収入は不安定になりがちだと言えます。
しかし、案件自体の報酬は10万〜100万円規模と高額なので、月に1〜2度コンペで案件を獲得できれば充分でしょう。
イラスト系は高度なスキルも必要ですが、それ以上に発注者の好みやニーズに応えていく柔軟な対応力の方が大切です。
技術レベルに関係なく、初心者さんでもプロと渡り合える可能性を持つ業種だと言えます。
1位:Webデザイナー・エンジニア
上記でも紹介しましたが、やはりエンジニアが一番高収入を目指せる業種だと言えるでしょう。
収入の高さと安定性を兼ね備えているので、将来続けていきやすいのもポイントが高いと思います。
エンジニアの勉強は時間もお金もかかりますが、一生物のスキルが手に入るので非常におすすめです。
以下のサイトに詳しい勉強手順について解説しているので、エンジニアを目指してみたい方は是非参考にしてみてください。
クラウドソーシングではどうすれば時給をあげられるの?手順紹介!
上記で最初は時給換算が低くても徐々に上げていける、と述べましたが具体的にどのように上げていけば良いのか気になる方も多いと思います。
以下で時給UPの方法について手順ごとに詳しく解説していくので、これからクラウドソーシングを始める、という方は是非参考にしてみてください!
①最初は低単価案件で実績と評価を黙々と貯める
クラウドソーシングの世界では実績=信頼です。
初心者さんがアカウントを作成したばかりの状態では実績も評価も0なので、案件がなかなか取れません。
そこで最初は今後やりたい業種に関わらず、ひたすらタスク形式の簡単作業をこなしていきます。
何十件、何百件とこなしていくにつれて受注実績の数が増え、評価も増えていくので「信頼できるアカウント」だと認定されるでしょう。
②少しづつ単価の高い案件に応募する
実績と評価が順調に貯められてきたら、徐々にお目当ての業種の案件に応募していきましょう。
最初から高単価の案件に応募しても落ちてしまう可能性が高いので、初めは低単価のものをお勧めします。
そして、案件探しの時にポイントなのが「継続案件」に応募することです。
一度継続案件を受注できればかなり楽にお仕事が進められるので初心者さんは是非覚えておいてください。
継続案件に応募した方が良い理由は主に2つあります。
・クライアントさんに実力を認めてもらえると徐々に単価が上がっていく
継続案件で収入をキープしつつ、隙間時間にタスク案件をこなしてさらに実績と評価をためていく、という方法が一番おすすめです。
③慣れてきたら作業時間の短縮=時給UP!
受注できた継続案件は逃さないように誠心誠意頑張りましょう。
発注してくださったクライアントさんに悪い印象を与えてしまうようなことをすると契約を切られてしまう可能性があるからです。
案件も続けていくうちにコツが掴めてきて、作業時間が短くなってくると思います。
最初は5時間かかっていた作業も、いつの間にか3時間でできるようになっていた!ということもあるでしょう。
そして、作業時間が短くなればその分時給もUPします。
その浮いた2時間分で更に実績と評価貯めをするもよし、お目当ての業種で今のよりも少し高単価の案件に応募するもよし、です。
自分のスキルや時間と相談して決めましょう。
④自分のスキルを高める
ある程度問題なく案件が受注できるようになってきたら、自分の技術を高めることに専念しましょう。
例えばライティングのお仕事であればSEO知識をつけたり、プログラミングのお仕事であれば新たにプログラミング言語を習得したりです。
新たなスキルを習得することで、よりお仕事も受注しやすくなりますし、より高単価の案件を受注できるようにもなってきます。
また、業種に関わらずポートフォリオ作成も重要です。
ライターさんであれば過去執筆記事、エンジニアさんであれば過去に作ったあるサイトやアプリなどが参考になるでしょう。
プロフィール欄に貼っておくだけで充分存在感のあるアピールになるのでオファーなどもきやすくなります!
目標は6ヶ月で時給3,000円!
初心者の時給換算は業種にもよりますが、以下を目標に進めていくのがおすすめです。
1ヶ月目 200〜300円
2ヶ月目 500〜800円
3〜4ヶ月目 1,000〜1,500円
5〜6ヶ月目 2,000〜3,000円
最初はモチベーションを保つのが大変ですが、半年もたてば普通のバイトの時給の何倍も稼げるようになる夢のある仕事です。
「何ヶ月は絶対に続ける!」などの目標を立ててお友達と一緒に初めて見るのもいいかもしれません。
稼いでいる人と稼げていない人の違いは?
上記の手順に沿ってやっているのに稼げない…という人は以下の項目をチェックしてみてください。
・実績、評価が足りないかも=もっとたくさんのタスク形式案件受注
・継続時間が足りないかも=時給UPには時間がかかるので焦らずゆっくりと!
・スキルがもっと必要かも=もっと技術を磨く
今受注実績が10件なら50件を目指す、今100件なら200件を目指す、といった感じでどんどん上を目指して頑張っていきましょう。
また、実績も経験も充分なはずなのになぜか案件が獲得できない…という人はクライアントさんが求めているスキルレベルに到達していないのかもしれません。
少しレベルを下げた案件を受注して少しずつスキルを上げていきましょう。
おすすめのクラウドソーシングサイト紹介
時給UPにはお仕事を進めていく手順も大切ですが、サイト選びも重要です。
知名度の低いサイトを利用していては案件の更新率も低いですし、必然的に高単価の案件の数も落ちてしまうでしょう。
以下の2サイトはどちらも有名で、初心者さんには非常におすすめです。
気になる方は是非会員登録だけでもしてみましょう!
クラウドワークス
画像引用:クラウドワークス 公式サイト
国内最大級規模のクラウドソーシングサイトで、登録者数もNO.1です。
業種は200件以上あり、毎日たくさんの案件が追加されていくのでお目当ての案件が見つけやすいのも嬉しいポイントです。
以下のサイトで信頼度を高めていくコツについて説明しているので参考にしてみてください。
ランサーズ
画像引用:ランサーズ 公式サイト
国内で一番最初に立ち上げられたクラウドソーシングサイトです。
大企業や政府関係者も利用しているので運営の信頼度はとても高いと言えます。
他のクラウドソーシングより相場が安い、という噂について以下の記事が解説しているので気になる方は是非読んでみてください。
まとめ
クラウドソーシングの時給は最初の頃はとても低いですが、自分の頑張りやスキル次第でどれだけでもあげることが可能です。
途中で挫折しないような工夫や、少しでも早く時給UPにつなげられるような仕事の手順を試行錯誤しながら見つけてみてください。
最初の2〜3ヶ月こそ大変ですが、軌道に乗ればすぐに目標額以上に稼げるようになるでしょう。
気になる方はこの機会に是非、今回紹介した手順に沿ってお仕事を開始してみてはいかがでしょうか?
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