「ココナラの手数料が高い!」
「ココナラの手数料を節約する方法ってないの?」
「ココナラ以外におすすめのサイトは?」
上記のようにお考えではないでしょうか。
当ページでは、ココナラの手数料が高いのかどうかを検証し、その対処法を徹底解説していきます。
ココナラを利用している、または利用を検討している場合は、ぜひ最後までご覧ください。
ココナラの手数料は高い!対処法を解説
ココナラが他のサイトと比べて手数料が高いのか、といった点が一番気になるところかと思います。
まずは手数料の比較からしていきましょう。
他のサイトとココナラの手数料を比較してみた
下記の表をご覧ください。
ココナラ | クラウドワークス | ランサーズ | |
---|---|---|---|
手数料(最大) | 25% | 20% | 20% |
一般的なクラウドソーシングサイトのシステム利用手数料は、最大でも20%に設定されています。
一方、ココナラは25%と高めの基準に設定されているのがおわかりでしょうか。
つまりココナラでは、なんの工夫もせずに取引をしていると、高額な手数料が報酬から引かれるのです。
上記からココナラの利用を迷う方も多いと思います。
しかし、取引の工夫を行えば、多少手数料を節約することが可能です。
次項で手数料を小額にする方法を解説いたします。
ココナラの手数料を安く抑える方法
ココナラの手数料は下記の表のように設定されています。
トークルームごとの販売総額 | 1円〜5万円以下 | 5万円超〜10万円以下 | 10万円超〜50万円以下 | 50万円超 |
---|---|---|---|---|
手数料(税抜き) | 25% | 20% | 15% | 10% |
すなわち、トークルーム(1つの出品サービス)につき一定以上の販売額を達成すると、手数料が安くなる仕組みというわけ。
例えば、10万円のサービスを出品した場合は下記のような計算で手数料が算出されます。
- 〜5万円分の手数料25%→50,000×0.25=12,500円(税抜き)
- 5万円〜10万円の分の手数料20%→50,000×0.2=10,000円(税抜き)
上記の合計が手数料の総額になるため、12,500+10,000=22,500円(税抜き)がトータルの手数料です。
10万円にそのまま25%が適用されていた場合、100,000×0.25=25,000円(税抜き)が手数料になるのですが、2,500円ほど手数料が安くなっていることがわかります。
コツは高額案件の出品
上記のことを踏まえると、ココナラで出品する際はできるだけ単価の高い仕事を出品するべきといえます。
最低でも5万円を超えるサービスなら、少しではありますが手数料を抑えることが可能だからです。
このとき「単価を上げると売れなくなるのでは?」という疑問も抱かれるでしょう。
そこでおすすめなのが「まとめて出品」です。
例えばライティングであれば、1記事5,000円の仕事を単発で出品するのではなく、まとめて20記事分の仕事として出品するだけで、手数料をある程度低下させられます。
ある程度の実績と、購入者との関係性(リピーター)が重要ですが、どうせ多数のサービスを購入してもらうなら、まとめて単価を上げて出品した方がお得というわけ。
ココナラの手数料が高い理由とは?
さて、ココナラの手数料が高いことが明らかになりましたが、なぜココナラは手数料が高いのでしょうか。
正確なことはココナラ公式が言及していないので不明ですが、考えられる可能性を2つご提案したいと思います。
手数料が高い理由は下記の2点が考えられます。
- テレビCMの広告費を回収するため
- サクラ評価を回避するため
1つずつ解説していきますね。
テレビCMの広告費を回収するため
最近テレビCMでココナラを目にすることが多いと感じませんか?
ココナラはテレビでのマーケティングにかなり力を入れています。
お笑い芸人の和牛を起用したり、プロ向けの内容にしてみたりと工夫が感じられるでしょう。
CMに関して、代表取締役から下記のような声明が出ています。
出品者のみなさま
ココナラを運営しております、株式会社ココナラ代表の南章行です。
いつもココナラをご利用いただき、誠にありがとうございます。まずは重要なご連絡です。
6月上旬より、ココナラとしては約2年ぶりの「テレビCM」を、全国(一部地域を除く)で放映します。
(詳細は、後日プレスリリースを出しますので、それまでお待ちください。)スキルのフリーマーケットという新しい分野を日本に定着させ、皆様のサービスが継続的に、より多く売れるようにと、会社の総力をあげて実現に至りました。
CMでは幅広いサービスを訴求していきますが、特に、ビジネス目的の制作系カテゴリが多く訴求されます。(なお、ユーザー数の増大が想定されるため、それ以外のカテゴリでも購入者の方が増える見込みです。)
それにあたり、出品者の皆様におかれましては、後述のご対応をお願い申し上げます。
個人の方に加えて、より多くの法人の方にも安心して使っていただけるココナラに進化すべく、ぜひ皆様のお力をお貸しください。
ココナラとしても、今後とも全力で皆様に良いお客様をご紹介できるプラットフォームとして成長してまいりますので、ぜひこれを機会にココナラでの活動に充てる時間を増やしていただけますと幸いです。7月で7周年を迎えるココナラを、引き続きよろしくお願いします。
株式会社ココナラ
代表取締役社長 南 章行
要約すると、下記のような内容です。
今までココナラは個人間の取引を中心にしてきたのですが、法人をターゲットにする方針に切り替えていくようです。
そのためにCMをバンバン打っているというわけ。
上記の理由から広告費がかさみ、手数料が高くなっているのではないでしょうか。
サクラ評価を回避するため
もう1つの可能性は「サクラ評価を回避するため」です。
ココナラはアカウント作成が簡単ですので、容易にサクラ評価ができてしまいます。
しかし、手数料が高いとサクラ評価を繰り返すことが難しくなるのです。
なぜなら取引を繰り返す度に高額な手数料をココナラに支払う必要があるから。
サクラ評価のためにサービスを自演で購入すると、そのうち約25%がココナラの懐に入るわけですから、そうそう自演評価をすることはできないのです。
クラウドソーシングサイトはココナラに限らず、評価が非常に重要です。
そのため、あえて高い手数料を設定し、サクラ評価を回避しているのでは?と考察することも可能なのです。
ココナラの手数料に関する口コミを紹介
さて、ココナラの手数料について理解が深まったところで、手数料に関する世間の声をみてみましょう。
クラウドワークス、ランサーズと5年以上使っていて、現在はココナラ中心でお仕事している。自分中心にお仕事できるし、自分自身で価値を上げることもできるから気に入ってるけど、手数料だけは…せめて20%に下がらないかなぁ
— のら@Vyond(ビヨンド)動画作ってます (@vyond_nora) September 30, 2020
やはりココナラは手数料が高いという意見が多くみられます。
後述しますが、ココナラは手数料が高くても利用するメリットが多いので、渋々利用する方も多いのです。
有名人案件を継続するか悩み中。。。
単価はまぁ良いけどココナラやから手数料25%カット
この手数料が痛すぎて・・・
外部サービス誘導不可ですしね・・・— Mizuki@動画編集者 (@omizumofu) October 2, 2020
動画編集を行っている方からの利用もココナラは多いのが実情です。
しかし、手数料が痛いとみんな思っている様子。
さらに重要なのが「外部サービス誘導不可」という点。
こちらも後述しますが、外部サービスに誘導して手数料を抑える行為はココナラで厳しく禁止されています。
ココナラは手数料が高いけど、利用するだけの価値はある
ココナラは確かに手数料が高いサービスです。
しかし、それでも利用したいと思うようなメリットが数多くあります。
ココナラのメリットとデメリットについて、説明していきましょう。
ココナラのメリット
ココナラのメリットは下記の2点です。
- 自分のスキルを100%活かす仕事ができる
- 実績がなくても仕事を受注しやすい
自分のスキルを100%活かす仕事ができる
まずはココナラがスキルマーケット方式を採用しているため、100%スキルを活かせるという点が挙げられます。
他のサイト(クラウドワークスやランサーズ)では、発注者すなわちクライアントが仕事を発注して、ワーカーが応募する流れが一般的です。
そのため、ワーカーは自分に”比較的”合っている仕事を探す他ないので、自分のできることを100%こなせるわけではありません。
一方、ココナラはワーカーがサービスを出品するため、自分のスキルを100%活かせる仕事が行えるのです。
特にイラストレーターや動画クリエイターは、自分の得意ジャンルで仕事ができるのは、非常にやりやすいでしょう。
実績がなくても仕事を受注しやすい
また、実績がなくても仕事を受注しやすいという利点も挙げられます。
イラストレーターを例にすると、絵師として名が売れている人はSNSやブログなどから依頼がどんどん来るので、不自由はありません。
しかし、駆け出しの人はどんなにスキルがあっても、実績がないため人の目に止まらないのです。
そこでココナラの出番というわけ。
ココナラは単価を落とせば、簡単に検索に引っかかるため実績がない人が経験を積むのに最適なのです。
ココナラのデメリット
一方でココナラにはデメリットも存在します。
下記2点について解説していきましょう。
- 手数料が高すぎる
- クレーマーが一定数いる
手数料が高すぎる
当ページで再三に渡って説明していますが、手数料が高いといったデメリットをココナラは持っています。
メリットとデメリットを天秤にかけて、それでも利用したいと思う方はココナラで活動を続けるのですが、多くのユーザーは他のサイトに流れてしまいます。
クレーマーが一定数いる
また、ココナラに限ったことではありませんが、クレーマーが一定数存在します。
適切に対応しても、低評価をつけたりメッセージで罵ったりする人がいるのです。
とはいえ、絶対数はそこまで多くありませんので、気にせず誠実な対応を続けていれば、低評価も埋もれるでしょう。
どのサイトでも共通することですが、誠実に丁寧な仕事をしていれば、自ずと評価・実績はついてきます。
ココナラ以外のおすすめクラウドソーシングサイト
ココナラは手数料が高いから別のサイトを紹介して欲しい、といった意見もあるでしょう。
そこで2つのサイトをおすすめします。
- クラウドワークス
- Bizseek(ビズシーク)
クラウドワークス
クラウドワークスは、案件数が膨大で業界最大級のクラウドソーシングサイトです。
ココナラとは違いプラットフォーム型サイトなので、クライアントの依頼に応募していくという形式。
やや使い勝手は変わりますが、システム利用手数料が最大20%と、ココナラより安いので、問題なく働ける場合はクラウドワークスをおすすめします。
Bizseek(ビズシーク)
ビズシークは業界最安値の手数料を誇り、最大10%とココナラの半額以下です。
仕事があればビズシークは最優先におすすめしたいサイトといえるでしょう。
ただ、欠点として仕事が少ないので、なかなかできる案件が見つかりません。
一旦登録しておいて案件を日々チェックし、自分にできそうなものが見つかったら応募するといった、サブ的な扱いに向いているサイトです。
補足:ココナラは外部取引を行ってはいけない
最後に補足として、ココナラで絶対にやってはいけない事柄をご紹介します。
外部取引をココナラ経由で行うのは禁止
絶対に禁止されていること、それはココナラで知り合った購入者とココナラ外部で取引をすること、また外部に誘導する行為全般。
理由としては、ココナラは手数料で成り立っているサービスなので、手数料が取れなくなると運営できなくなるからです。
やりとりを外部のサービス(例えばチャットワークなど)でしようとすると注意されることもしばしば。
ココナラのやりとりは必ずトークルームを介して行うようにしましょう。
自身のブログやSNSを育てて直接取引を目指す
しかし、どうしてもココナラの手数料が痛いという場合もありますよね。
そこでおすすめなのは、ココナラの実績を元にブログやSNSで情報発信していくことです。
禁止されているのは、あくまでココナラで知り合った人と外部のやりとりをすることです。
ココナラ外のサイトやSNSで知り合った、紹介された場合は問題ありません。
そのため、個人のブログやSNSを育てて、直接お声がかかるような活動を進めていきましょう。
その際、ココナラで「〇〇部門で1位を獲得しました!」「取引1000件を達成しました」といった実績をアピールするのは大丈夫です。
まとめ
以上、ココナラの手数料が高いという内容でした。
結論として、ココナラの手数料は下記の表のように定められています。
トークルームごとの販売総額 | 1円〜5万円以下 | 5万円超〜10万円以下 | 10万円超〜50万円以下 | 50万円超 |
---|---|---|---|---|
手数料(税抜き) | 25% | 20% | 15% | 10% |
つまり、最低でも5万円以上のサービスを出品すると手数料を少なくできます。
単発の仕事にリピーターがついてきたら、まとめて出品に挑戦してみてくださいね。
また、外部の取引は禁止されているので、絶対に行わないように。
ココナラの実績を利用して、ブログやSNSで直接取引をするのは大丈夫ですよ。
ココナラの手数料と正しく向き合って、うまく利用していきましょう。
そうすれば、実績を積んで独立することも夢ではありませんから。
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