「クラウドワークスの収入は雑収入でOK?」
「クラウドワークスの収入を確定申告する際の区分がわからない!」
「クラウドワークスでの副業が本業の会社にばれないか不安……」
上記のようにお悩みではないですか?
クラウドワークスで収入を得た際に、確定申告のやり方など最初はわからないことだらけですよね。
当記事では下記について解説します。
- クラウドワークスの報酬は雑所得で合っている?
- 雑収入と雑所得は違う!2つの違いとは?
- 雑所得の確定申告のやり方は?
当記事を読んでいただくと、クラウドワークスの報酬の区分や会社にばれない方法などが分かります。
クラウドワークスの報酬は雑収入で良いのか、会社にバレずに副業したい方は是非最後までお読みください。
クラウドワークスの報酬は雑所得
クラウドワークスの報酬は雑収入ではなく雑所得です。
雑所得を雑収入と混合して認識してしまう場合がありますが、上記2つにはきちんとした違いがあります。
クラウドワークスでの報酬を確定申告をする際には、雑所得という区分で申告することが必要なのです。
また雑所得の確定申告の方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
雑収入と雑所得は違う!2つの違いを解説!
まずは雑収入と雑所得の違いについて解説していきます。
混合されやすいですが、上記2つの言葉の意味は全く違うので、きちんと知っておく必要があるのは間違いありません。
下記についてチェックしていきましょう。
- 雑収入とはなに?
- 雑所得とはなに?
- 必要経費とはなに?
- プライベートで使用する物を副業でも使っている場合
下記にて順番にご覧ください。
雑収入とはなに?
雑収入は税法上で10種類に分けられる区分の内の「事業所得」に該当するものを指します。
ちなみに10種類の所得は下記のとおりですので、参考にご覧ください。
- 預貯金などの利子で得る「利子所得」
- 株式などの配当金で得る「配当所得」
- 土地や建物の貸付で得る「不動産所得」
- 事業の運営で得る「事業所得」
- 勤務先から受け取る「給与所得」
- 退職手当などの「退職所得」
- 山林を伐採して譲渡した時に得る「山林所得」
- 土地や建物を譲渡した時に得る「譲渡所得」
- 検証の賞金などで得る「一時所得」
- これらに該当しない場合の「雑所得」
雑収入は上から4つ目の「事業所得」に含まれる、色々な収入区分の1つということです。
事業を運営していて営業外収益のうち、他の科目に該当しないものや、金額がとても少額で重要でないものを処理する際に雑収入という科目に分けます。
雑収入には具体的には下記のようなものが当てはまると考えて良いでしょう。
要はクラウドワークスを利用している上では縁のない言葉という事になります。
雑所得とはなに?
雑所得とは先程ご紹介した区分の内、上9つのどれにも該当しない所得のことと考えましょう。
クラウドワークスの収入も確定申告の時には雑所得に該当し、基本的に他の副業での収入も雑所得として処理を行います。
また、副業であっても事業所得として分類されて、雑所得で無くなる場合があるのです。
具体的には、
など本業の空き時間に行なっていると言えなくなると、雑所得ではなく事業所得となります。
雑所得に区分される他の具体的な例として、下記が挙げられます。
クラウドワークスでの収入は、5つ目の「副業に係る所得」となるので、雑所得になることを覚えておきましょう。
必要経費とはなに?
雑所得を確定申告で処理する時の金額は、収入金額から必要経費を引いた金額です。
報酬金額をそのままを申告するのではなく、報酬を得る為に発生した経費は、クラウドワークスの報酬であっても、必要経費として計上することができます。
クラウドソーシングで経費として認められているものとして、下記が一例です。
10万円未満の物は消耗品として経費にできるので、金額内であればパソコンなどの電子機器も経費として計上する事が可能です。
また副業専用の機器がある場合の通信費やどこかのスペースを間借りして、副業をしている場合の光熱費なども経費として計上することができます。
他には取引先との打合せに使用した交通費や飲食代なども、必要経費として計上することが可能なので領収書を保管しておきましょう。
また副業の収入から必要経費を引いた額が20万円を超えなければ、基本的に確定申告の必要はありません。
しかし住民税は申告する必要ありますので、最寄りの役所にて申請するようにしましょう。
プライベートで使用する物を副業でも使っている場合
副業をクラウドワークスで行なっている人の多くは、事務所をレンタルしている人は少ないかと思います。
という方がほとんどでしょう。
上記のような方は、
と疑問にかんじますよね。
プライベートで使用している物をそのまま副業でも使用している場合は、「家事按分」という仕組みがあります。
家事按分とは下記のような仕組みのことです。
自宅で仕事している場合、生活費と事業費が混在している状態となります。しかし、家賃や光熱費の一部は売上のために必要な経費であると考えることができます。
このように全体における経費のうち、事業にかかった経費を合理的な基準によって分けることを家事按分といいます。
上記の仕組みで副業に必要な割合を出してその分を経費として計上できます。
家事按分をする際の比率ですが、特に明確な基準はないようです。
しかし税務署に説明を求められた時に説明ができるようにする必要があるため、明確な根拠を示せるようにしておく必要があるでしょう。
例えば、パソコンなどの機器類の場合は、下記の方法で計算可能です。
また住まいが賃貸の場合は、下記のような算出方法が良いでしょう。
家賃だけでなく光熱費なども経費になるので、全体の光熱費から副業につかう割合を計算するのを忘れず行うのが得策です。
他にも働いた時間で割る方法などもあるので明確なルールはないのが現状ですが、不明な点は管轄の税務署で聞けば間違いありません。
細かく考えすぎると計上が難しくなるので、おおよその時間などから金額を割り出すようにしましょう。
雑所得の確定申告について
上記章で書いた通り、雑所得を雑収入と混合して認識してしまう場合がありますが、この2つにはきちんとした違いがあります。
クラウドワークスの報酬は雑収入ではなく雑所得なので、クラウドワークスでの報酬を確定申告をする際には雑所得という区分で申告する必要があります。
今回は、実際に雑所得で確定申告をする時に、どのようにすれば良いのかを解説します。
確定申告と聞くと難しそうに聞こえますが、ポイントさせ抑えれば誰でもできますので是非参考にしてください。
雑所得の確定申告のやり方を解説
まず確定申告には「青色申告」と「白色申告」というものがあります。
簡単にまとめると上記のような違いがあります。
クラウドワークスでもらう雑所得という区分では、控除が充実している青色申告はできない仕組みになっています。
青色申告ができる区分は事業所得、不動産所得、山林所得のみとなっているので、クラウドワークスの報酬を副業としている場合は白色申告のみと考えて良いでしょう。
白色申告をするには「確定申告書B」と「終始内訳書」の2点を用意して、確定申告をする必要があります。
上記2つの書類を作成するには、下記を行う必要があります。
簡単に言うと今までに貰った報酬から経費などを引いて、最終的な所得を計算するということです。
用紙は税務署のホームページからダウンロードするか、税務署でもらう事が可能なので記入例に従って記入して提出しましょう。
確定申告をすると会社にバレる?バレない方法とは!
最近は働き方改革で副業を認めている企業も増えては来ていますが、それでも副業を禁止している企業の方が大多数と言って良いでしょう。
とはいえ本業だけでは経済的に苦しい方や、副業が好きな仕事をしている方は、会社に内緒で行っている場合もありますよね。
しかし、
と心配ではありませんか。
この章では下記について解説します。
- 会社にバレない申告方法
- 要注意!会社にバレてしまう原因とは?
本業の会社にバレずに確定申告をするのやり方を解説しますので、是非ご覧ください。
会社にバレない申告方法
副業が会社にばれる可能性として「住民税額」がきっかけとなるケースが多くあります。
そのため会社に内緒で副業をしている方は、住民税の納付書発行のタイミングがバレやすいと考えると良いでしょう。
住民税は所得によって金額が変動し、1番収入が多い会社(つまり本業の会社)に、その年の住民税が決まった際に通知と所得の詳細が入ります。
そして地方税法に基づいて、企業が従業員の給与から住民税を天引きする仕組みになっているのです。
地方税法については下記を参考にしてください。
地方税法第 41 条、第 321 条の 4 及び第 328 条の 5 第 1 項の規定により、 所得税の源泉徴収義務がある事業主は、区市町村から特別徴収義務者に指定されます。給料日の間隔が一月を超える、又は給与から住民税額が引ききれないなどの特別な理由がない限り、普通徴収(※)は認められません。
※普通徴収
主として事業所得がある方などが区市町村から送付される納税通知によって納める方法。東京都主税局HPより
上記仕組みにより会社に通知が行った際、
など会社で管理している金額と違う場合、副業をしていることがバレてしまうきっかけになるのです。
上記のようにならないためには、副業の確定申告をする際に住民税の徴収方法を「普通徴収」にしておく必要があります。
普通徴収にすることで、住民税を給料からの天引きではなく、自分で納付することが可能になるのです。
副業分の所得にかかる住民税を、給与天引きではなく自分で納付する場合、確定申告する際に「主給与以外の所得を普通徴収で支払う」にチェックを入れればOKです。
上記を行うことで本業である会社の給与以外の所得を直接納付するよう、居住地の自治体に申請することができます。
上記を行っても不安な方は、住民票のある自治体(=住民税を支払う自治体)の税務課などに、問い合わせるのもおすすめです。
要注意!会社にバレてしまう原因とは?
住民税の金額が変動すること以外でも、会社に副業がバレてしまうケースがあります。
副業が会社にバレる要因としては下記が多いようです。
副業が禁止の企業に勤めているならば、会社にバレないように同僚には話さない、関連企業との接触に気を付けるようにしましょう。
また、本業の業務を疎かにしてしまうのも言語道断なので、あくまで副業は片手間で行うことを徹底する必要がありますね。
まとめ
雑収入と雑所得の違いについて下記の通り解説しました。
- 雑収入とはなに?
- 雑所得とはなに?
- 必要経費とはなに?
- プライベートで使用する物を副業でも使っている場合
雑所得の確定申告について下記解説しました。
- 雑所得の確定申告のやり方を解説
確定申告をすると会社にバレるかどうか、バレない方法について下記を参考にしてください。
- 会社にバレない申告方法
- 要注意!会社にバレてしまう原因とは?
副業を始めたばかりだと、確定申告の方法ひとつ取っても分からないことだらけで不安ですよね。
会社にバレないように副業する注意点なども、早めに知っておくに越したことはありません。
今回の内容を参考に、クラウドワークスで得た収入の手続きや、確定申告の際は会社にバレないように行うことも大切と言えるでしょう。
当記事が、クラウドワークスの所得区分や会社にバレない方法について知りたい方のお力になれば幸いです。
クラウドワークスでライターをやっているけれど定収入にお困りの方は、下記記事を参考にご覧ください。
クラウドワークスの副業で会社バレを防ぐ方法をもっと知りたい方は、下記記事で取り上げています。
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