ランサーズがネット工作していた?
安倍首相とランサーズは裏で繋がっていた??
昨今、このような噂が飛び交っています。
果たして、このニュースは真実なのでしょうか。
事件の概要を調査していきたいと思います。
ランサーズにおけるネット工作疑惑の概要
ランサーズには、怪しいうわさが飛び交っています。
そのうちの一つに、ランサーズがネット工作を請け負っているのではないかという疑惑が浮かび上がりました。
どのような経緯でこのような噂が立ったのか、詳しく解説していきたいと思います。
安倍政権を擁護するツイートが大量発生
画像出典元:Yahooニュース
こちらの写真が、問題となったツイートです。
ツイートが投稿された2020年の4月7日、安倍首相は新型コロナウイルスの感染症に関する記者会見を開きました。
安倍首相は、緊急事態宣言を発令することによって、国民に外出自粛を協力したいという旨を述べていました。
この会見の直後に、この写真と全く同じ文面のツイートが、大量に投稿され始めました。
文面だけでなく、絵文字までも完全に同じツイートだったそうです。
明らかにおかしいですよね。
ランサーズにネット工作疑惑が浮上
このようなツイートを大量に流すことを命じたのは、いったい誰なのか?
その疑惑をかけられたのが、ランサーズでした。
「ランサーズが世論操作のために、一斉投稿させているだな」
「ランサーズと政府が密接に繋がているんだ」
「ランサーズはネット工作を請け負っている」
ツイートが発信されるや否や、インターネット上では、ランサーズがこのツイートを流しているという情報であふれかえりました。
これが、ランサーズがネット工作していたという疑惑をかけられた、事件の全貌です。
補足:ランサーズのネット工作に対するツイッターや2chでの反応
ランサーズがネット工作をしていたという疑惑が発覚しましたが、ツイッターや2chでは、実際にどのような反応があったのでしょうか。
いくつかの例をもとに、確かめていきたいと思います。
ランサーズに対するツイッターでの反応
ランサーズ=ネット工作クソ企業というイメージがすっかり定着したな。
— NAG∀TØ. (@Yositaka_Nagato) May 6, 2020
まずはこちらのツイートです。
ランサーズがネット工作をする企業だというイメージが定着してしまったということが分かりますね。
ランサーズから悪いイメージを払拭することは、少し難しいようにも感じます。
悪の政権安倍と手下のランサーズ、抗う民衆の構図になりつつあるけど悪を成敗するヒーローがいないなぁ。買収されかかってるからなぁ。昭恵はドキンちゃんだから定期で安倍を邪魔してくれる。
— リッキー (@Bbl8Vc7tUcRXBEg) May 7, 2020
次にこちらのツイートです。
安倍政権とランサーズが密接に繋がっているのではないかという意見が述べられていますね。
また、今回の騒動を通じて、ランサーズのみならず安倍政権に対する不信感も増えているように感じます。
ランサーズに対する2chでの反応
2chには以下のようなコメントが投稿されていました。
ランサーズに投稿されていたコメント例
「私たちは工作していません、工作の手助けをしているだけなのです」
「ネット工作拡散されちゃったね」
「こういうクズ工作は焼き払った方がいいのでは」
検索をしてみたところ、ランサーズに対して否定的な意見が数多く寄せられていることが分かりました。
ツイッターと同じく2chでも、ランサーズの評判は落ちていると言えますね。
ランサーズと安倍政権の怪しい関係性
安倍政権を擁護するツイートが大量発生しましたが、その矛先はすぐにランサーズへとむけられました。
その理由は、過去にもランサーズが内閣府との怪しい関係があったからです。
そこで、過去にランサーズと安倍政権の間で、どのような事件があったのかを調査してみました。
ランサーズがブルーベリーフラペチーノの画像を大量発生させた疑惑
画像出典元:8ch
2020年の2月に、このような同一の文面、同一の写真のツイートが大量発生しました。
まさに、今回のネット工作疑惑と似たような形ですよね。
ツイートには、ブルーベリーフラペチーノの写真と、「コロナウイルスにかかっている人あんまりいないよね」という文字が合わせて投稿されています。
このようなツイートを大量発生させる理由は、もちろん印象操作です。
ツイッターで同一のワードがつぶやかれることによって、トレンドが形成されることはご存知でしょうか?
このツイートが拡散されることで、コロナウイルスにかかっている人はいないという印象を国民に与えたかったということが示唆できます。
このツイートを発信したという疑惑が、安倍政権とランサーズに持ち掛けられました。
真相は不明ですが、この事件がきっかけで、ランサーズに対する不信感が高まったと言えるでしょう。
ネトウヨがランサーズで印象操作案件を募集
他にも事件は続きます。
2020年の2月末に、ネトウヨによる印象操作案件が募集されていたことが発覚しました。
タイトル:「安倍総理のいいところがわかるエピソード」10~30文字
要約文:80~100文字
本文:800文字以上
◆価格:250円(ランサーズ手数料、税込み)
参照:から揚げ速報
こちらが、実際に掲載されていた案件になります。
あからさまに安倍政権を擁護する、印象操作案件であることが分かりますよね。
このような案件が掲載されていたということがネット上で知れ渡り、様々な噂が飛び交いました。
ランサーズの社長が安倍総理と会食
2020年の2月25日には、安倍首相とランサーズの社長である秋好陽介さんが、会食をしていたということが分かっています。
会食が行われたことと、ランサーズ上に印象操作案件が掲載されたことが、ほぼ同タイミングであったことから、政府との癒着関係があるのではないかという疑惑が浮かび上がりました。
安倍ちゃんて昨夜、ランサーズの社長と会食してたよね? この単価がクソ安い案件のクライアントって、安倍ちゃん本人なのでは 笑 https://t.co/Z5dec5ZREU
— きづのぶお (@jucnag) February 26, 2020
インターネット上でも、安倍首相や内閣府、ランサーズに対する不信感は、より一層高まることに繋がってしまいました。
ランサーズの取引先から内閣府の文字が削除
ランサーズには、主要取引先が記載されているページがあります。(写真参照)
こちらには、元々内閣府という文字が記載されていたのですが、その文字が削除されているという事実が発覚しました。
印象操作案件の掲載、首相との会食に引き続き、内閣府の文字が消滅しているという事実の発覚。
この一連の流れから、ランサーズが政府との癒着関係をもみ消したのではないかという新たな疑惑が立ちました。
これだけ様々な事件が短期間で起こってしまうと、疑われることは仕方がないと思ってしまいますね。
ランサーズのネット工作疑惑の真相について
ランサーズでネット工作をしていたということは、果たして事実だったのでしょうか?
この疑惑について、ランサーズの秋好社長がコメントをしていましたので、そちらをまとめていきたいと思います。
ランサーズのネット工作は事実無根
ランサーズではネット工作が行われていなかったということが分かりました。
つまり、一連の報道はすべてがデマであるということです。
事実無根の記載に対して、サービスに誤解を与える可能性が非常に高く、ユーザーの皆様に多大なご心配をおかけし、実際に風評被害が発生していることから、今後については法的対応等の断固たる措置を講じてユーザーの皆様が健全な利用を頂けるよう厳正に対処致します。 2/n
— 秋好陽介@ランサーズ (@AkiyoshiYosuke) April 8, 2020
一連の報道に対して、秋吉社長がツイッターでこのような意見を述べていました。
ネット工作を行っていないという旨が強く訴えかけられていることが分かります。
つまり、安倍政権を擁護するようなツイートは、ランサーズから発信されたものではないということです。
ランサーズに関連する過去の事件もほとんどがデマ情報
先ほど、ランサーズと安倍政権の怪しい関係性を取り上げていきましたが、そのほとんどが虚偽の内容であるということが判明しています。
- 安倍首相との会食⇒複数人での食事であったことから癒着はないのでは?
- 取引先から内閣府を削除⇒取引は2015年の一度だけ。 誤解を防ぐために削除した。
- 内閣府からの案件の依頼⇒公式サイトで完全否定
- 印象操作案件⇒案件が発見され次第削除されていた
このように、全ての報道や噂が事実無根であるということが分かっています。
まとめ:ランサーズは被害者である可能性が高い
今回は、ランサーズにおけるネット工作疑惑について、記事にまとめてきました。
ランサーズには、ネット工作に限らず様々な噂が浮かび上がっているということが分かりました。
その一方で、それらの噂には虚偽のものが多く、ランサーズが被害を受けている可能性が非常に高いということも判明しています。
事実、2chではランサーズは悪くないという意見も掲載されていました。
しかしコメントやツイートのほとんどが、虚偽の情報を信じている人たちによる、悪質な発言ばかりです。
現代に生きる私たちは、その情報が本当に正しいかを見極める力、いわゆるメディアリテラシーを持つことが重要だということがお分かりいただけたかと思います。
SNSなどを使って情報を発信する際や、インターネットで情報収集する際は、その真偽を確かめる必要があると言えますね。
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