「ココナラの手数料は他のサービスと比べて高い気がする」
「同じようなサービス内容であれば、ココナラよりも安いサービスを活用した方が良いのだろうか」
「ココナラは使いたいが、手数料を安くするための対策はあるのか?」
上記のような疑問をお持ちの方に向けて、今回の記事は作成しております。
ココナラの手数料に関する内容から、取れる対策や代替サービスについてまでを徹底解説していきます。
ココナラの手数料は高いのか?
ココナラの手数料は高いって話をよく聞くんですが、実際のところはどうなんですか?
ココナラで発生する手数料の内訳と他社のサービスと比較した場合の手数料について解説していきますね。
結論からお伝えすると、ココナラの手数料は他社サービスと比較すると高い水準です。
まずは、ココナラで発生する手数料の項目と他社の金額を確認していきましょう。
ココナラの手数料一覧
ココナラで発生する手数料の項目と金額からご説明します。
ココナラではサービスを出品すること自体には手数料は発生しません。
手数料がかかるのは、出品しているサービスが売れた時と、販売代金の受け取り時の2つです。
システム利用手数料
出品サービスが売れた場合の手数料は、販売総額によって異なります。
下記は販売金額に応じた手数料の割合です。
画像出所;ココナラHP
販売したサービスの金額が5万円以内だった場合には一律25%の手数料が発生します。
この金額は他社サービスとの手数料と比較しても高い水準です。
また、手数料の計算方法にも注意が必要です。
例えば100,000円以上のサービスを販売した場合には15%の手数料率となっていますが、15%が反映される金額は100,000円を超えた金額分のみです。
下記画像をご覧になっていただくのがわかりやすいかと思います。
画像出所;ココナラHP
つまり、手数料率として定められた金額はそれぞれの該当金額に対して発生するのです。
125,000円×15%ではなく、50,000円までの金額、50,000円〜100,000円までの金額、100,000円〜500,000円の金額それぞれに手数料が反映されます。
振込手数料
もうひとつ発生する手数料は、サービス販売代金を受け取る時の振込手数料です。
ココナラでは受取可能金額が160円を超えた時点から出金申請をすることが可能です。
振込手数料には1回あたり160円が発生します。
しかし、3,000円以上の振込申請の場合には、手数料160円は無料となります。
細かく出金する必要のない場合には、3,000円以上の金額になってから振込申請を行う形をおすすめします。
他社サービスと比較してココナラの手数料は高い
次のココナラの手数料を他社のサービスの場合と比較してみます。
下記に代表的なクラウドソーシングサービスの手数料を記載してみました。
・クラウドワークス……20%
・ランサーズ……5%〜20%
・ビズシーク……5%〜10%
ココナラの場合には、5万円までの販売金額には一律25%の手数料率になるため、他社のサービスと比較しても高い水準にあることがわかります。
■販売したサービスの金額が5万円以内だった場合には一律25%の手数料が発生。
■振込手数料は160円。ただし3,000円以上の振込金額の場合には無料。
ココナラの手数料は高くても利用する価値はある?
ココナラの手数料が高いことはわかったけれど、それなら別の会社のサービスに乗り換えたほうが良いのでしょうか?
ココナラの手数料はたしかに高いですが、高い手数料を支払ってでも利用するメリットの方が大きければ、継続的に利用して良いと思います。
ココナラの手数料が高い水準にあることは確認できました。
手数料が高いことをふまえた上で、ココナラを利用する価値があるのかどうかについて解説していきます。
類似サービスの中では仕事の依頼が多いという評価
ココナラを利用するメリットはなんといってもユーザー数の多さにあります。
サービスリリース以降着実にユーザー数は増えて、現在では150万人を超える数となっています。
また、取引件数実績も420万件を超えており、同じようなサービスを展開するプラットフォームの中でも随一です。
仮に手数料が高かったとしても、ココナラに出品することで購入してもらえる確率が上がる場合には出品する価値は十分にあると言えます。
売上を増やすことでココナラを利用する価値が高まる
売上を増やすことで、ココナラの高い手数料をカバーするという発想もあります。
仮に5,000のサービスをリリースするとして、売上個数の違いで利用価値を想定してみます。
■手数料が20%のA社サービスで50個売れた場合
販売数50個×販売価格5,000円×手数料20%=200,000円の利益
■手数料が25%のココナラで100個売れた場合
販売数100個×販売価格5,000円×手数料25%=375,000円の利益
ココナラが手数料が高かったとしても、売上金額を増やすことで結果的には手数料が安い他社サービスよりも利益を上げることに繋がります。
自分のリリースするサービスがココナラを使うことで、どの程度販売できるかを含めて利用価値を検討する形をおすすめします。
■自分のサービスの売上を増やすことができれば、ココナラを利用するメリットも上がる。
ココナラの手数料に対する対策は?
ココナラの手数料を安くするための対策は何かないのでしょうか?
手数料を安くするための対策はあります。ですが、NG行為もありますのでルールの範囲ないでココナラを利用するようにご注意ください。
ココナラの手数料を安くするための対策についてもご紹介しておきます。
ココナラが公表しているルールの範囲内で手数料を安くする施策を取っていきましょう。
また、どんなに手数料を安くしたいからといって、ルールから逸脱することはしないよう気をつけてください。
単価の高い商品を出品し、手数料を下げる
ココナラの手数料を安くするための直接的な対策は、単価の高い商品を出品することです。
ココナラの手数料率の一覧を改めて確認してみましょう。
画像出所;ココナラHP
上記の図からもわかるように、ココナラでは販売金額に応じて手数料の割合が変化します。
つまり販売金額を上げることができれば、その分手数料が安く抑えられることになります。
単価の高いサービスをリリースできるようであれば、自身の商品ラインナップに5万円以上の価格設定を設けることで手数料対策に繋がります。
手数料を払いたくなくても、直接取引は絶対にNG!
手数料を安くしようと考えた場合に、直接取引という方法が思い浮かんだかもしれません。
しかし、ココナラでは直接取引は禁止されています。
もし、規約を守らなかった場合にはアカウントが停止させられる可能性もあります。
どんなに手数料を安くしたかったとしても、ココナラを利用する以上はルールの範囲内で行動するようにしましょう。
■手数料を安くしたかったとしても、ココナラ外での直接取引は禁止行為。
長期的な視点での手数料対策は?
販売金額を上げること以外にも、ココナラでの手数料を抑える長期的な対策があります。
ココナラの手数料だけに目を向けるのではなく、販売利益という広い視点で考えていきましょう。
個人のSNSやブログを使って自分のサービスの認知度を上げる
1つ目はSNSやブログで自分のサービスを告知し、認知度を上げていくという方法です。
ココナラの手数料が高かったとしても自分のサービスの認知度が上がれば、その分売上金額が増えて結果的にたくさんの利益を残すことができます。
また、ココナラを経由せず、SNSなどから直接発注の連絡が入るようになるかもしれません。
継続的な努力は必要ですが、支払う手数料を段階的に下げていくことが可能です。
ココナラ以外のサービスも併用して利用し、売上全体に占める手数料を下げる
ココナラだけでサービスを販売している状態では、ココナラの高い手数料を支払い続けることになります。
しかし、ココナラ以外の類似サービスも併用して使い販売窓口を分散化させることができれば、売上総額に占める手数料の割合を安くすることができます。
ココナラの手数料がどうしても不満だという方は、ぜひ複数のプラットフォームを利用することをおすすめします。
■ココナラよりも手数料の安いプラットフォームを利用すれば販売総額に占める手数料が抑えられる。
番外編:購入者側に発生する手数料は?
ココナラは購入者側には手数料は発生しないんでしょうか?
サービスの購入にあたっては手数料は発生しませんが、一部サービスでは手数料がかかる場合があります。番外編として解説しておきます。
前章まではココナラを活用してサービスを販売する側の目線で説明してきましたが、反対に購入者側の目線での手数料について説明しておきます。
基本的に購入者側は手数料が発生しませんが、一部例外もありますのでご注意ください。
基本的にサービス購入に関しての手数料は発生しない
まず、ココナラでサービスを購入する際ですが、手数料は発生いたしません。
そのため、ココナラ内で掲載されている金額=自分が購入時に支払う金額だと捉えていただいて構いません。
電話相談サービスを利用した場合には手数料が発生する
次に、例外的に購入者側に手数料が発生するケースをご紹介しておきます。
これは、サービス購入者が販売者に対して「電話相談サービス」を利用した場合に発生します。
「電話相談サービス」は1分あたり100円の料金を支払って利用するサービスです。
上記サービスを利用する場合には、購入者側が手数料を負担する形となることを押さえておいてください。
■一部例外として、「電話相談サービス」を利用する場合には購入者側が手数料を負担する。
ココナラ以外の似たサービスは?
最後にココナラ以外での類似サービスをいくつかご紹介していきます。
各サービスの手数料とともに特徴を伝えていきますので、サービス利用の際の参考にしてください。
スキルクラウド
スキルクラウドは比較的新しいクラウドソーシングで、ココナラと同じくスキルを売り買いするシステムを採用しています。
イラスト、ライティング、デザインなどのさまざまなスキルがスキルライティングでは取引されています。
今後スキルクラウドの規模が大きくなっていく前に、利用ユーザーからの信用を集めておくという戦略も考えられます。
取引手数料は20%となっています。
クラウドソーシングサービスの中では一般的な水準です。
SKIMA
SKIMA(スキマ)はイラストやデザインに特化しているクラウドソーシングサービスです。
イラスト、デザインがメインにはなりますが、小説などの文章も売り買いされています。
スキマで売り買いされるイラストは、キャラクター、SNSアイコンのための似顔絵などの用途として利用できます。
スキマの利用者も絵を購入したいと考えている人が多いので、とにかく絵に特化したい人、絵を描くのが好きな人は登録しておくのがおすすめです。
取引手数料はココナラ同様に販売合計金額ごとに設定されており、一番高い水準で20%の手数料率に設定されています。
■オプションを含む個別販売総額が20,001~50,000円までの取引手数料:15%
■オプションを含む個別販売総額が50,001円以上の取引手数料:10%
BASE
ベイスは面倒な作業を省き、自分のネットショップを開設できるシステムです。
ベイスを介してクレジットカード決済や、コンビニ決済もできるので、フリーランスや副業で仕事をしている人には嬉しいポイントと言えるでしょう。
服やアクセサリーなどのハンドメイド商品なども数多く出品されています。
手数料に関しては、BASEかんたん決済手数料とサービス利用料がそれぞれ発生します。
手数料の水準としては、決済手数料とサービス手数料の割合を合計しても6.6%ですので、他のクラウドソーシングサービスと比較すると低い水準です。
1回のご注文の総合計(送料含む)に対し、3.6%+40円
【サービス利用料】
1回のご注文の総合計(送料含む)に対し、3%がサービス利用料
まとめ:ココナラの手数料を上回るメリットを獲得しましょう
今回はココナラの手数料に関して解説してきました。
ココナラの手数料は他社のサービスと比較した場合に高い水準にありますが、一方でメリットも複数あります。
ココナラを活用していく場合には、支払う手数料を上回るメリットを享受できるよう意識してサービス販売に取り組んでもらいたいです。
■一方で取引実績数やユーザー数が多いなどのメリットも複数ある
■販売単価を上げることや他社のサービスも併用して利用することで手数料対策に繋がる
ココナラは自分のスキルを販売するプラットフォームとして利用者がトップクラスであることには間違いありません。
自分の利用目的に合わせて上手に活用していきましょう。
コメント